あゆといっても鮎ではありません。浜崎あゆみです。昨日エイベックス社が、9月に予定されていた浜崎あゆみのアルバムの発売を来年1月に延期すると発表した所、何と高値から引け値まで1800円も株価が売られました。延期の理由は結婚か?するといずれ引退か?という思惑からエイベックス社の収益力の低下が懸念されたのでしょうか。発行済株式数は約2300万なので、このショックによる時価総額の減少は約400億円です。凄いですねー。かつてデビッド・ボウイの将来にわたる版権の証券化が行われたことがありましたが、レコード会社は真剣にアーチストの証券化を考えてリスクをヘッジした方がいいかも知れません。でも所属アーチストのIPOなんていうのは、ありがちな子会社、孫会社上場と同じになってしまうので禁止した方がいいでしょうね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。