【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,594.14 ▼1,153.18 (7/29)
NASDAQ: 24,442.94 ▼433.97 (7/29)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って売られました。FOMC(連邦公開市場委員会)は政策金利を5会合連続で据え置きとしました。一部では利上げの可能性も指摘されていましたが、サプライズでの利上げはありませんでした。ただ、3人の理事が金利据え置きに反対しており、今後の追加利上げの可能性を示唆することとなりました。
ダウ平均は73ドル安の52,674ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きがこの日の高値となり、その後は下落が続く展開となりました。日本時間4時47分に1,196ドル安の51,551ドルでこの日の安値を付けました。以降は横ばい圏で推移し、最終的に1,153ドル安の51,594ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は433ポイント安の24,442ポイントで6日続落、S&P500株価指数は112ポイント安の7,316ポイントで反落しました。
2.経済指標等
米国でFOMC(連邦公開市場委員会)は政策金利を3.5-3.75%として、5会合連続の据え置きとしました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇、8業種が下落となりました。エネルギーが2.0%高、生活必需品が0.3%高、コミュニケーション・サービスが0.2%高となりました。一方で、資本財・サービスが3.2%安、情報技術が2.5%安、金融が1.6%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中7銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が3.8%高、シェブロン[CVX]が2.3%高、ウォルマート[WMT]が1.0%高となりました。一方で、キャタピラー[CAT]が6.9%安、ゴールドマン・サックス[GS]が5.1%安、エヌビディア[NVDA]が3.6%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、電子機器メーカーのガーミン[GRMN]は通期の業績見通しを引き上げたことが好感され16.2%高となりました。管理医療会社のヒューマナ[HUM]は第2四半期決算で収益は予想を上回ったが、通期見通しを据え置きとしたため6.0%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.07%高い4.67%となりました。また、ドル円相場は163円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は主要3指数揃って下落となりました。FOMCはサプライズでの利上げはなく、予想通り金利は据え置きとされたものの、3人の反対意見が出たことで今後の利上げの可能性も意識されました。ウォーシュ議長の会見ではインフレ抑制への強い決意が改めて強調されました。
夜間の日経平均先物は1,410円安の61,040円で推移しています。本日は、米国市場の下落の流れをうけてスタート時点では売りが先行する展開が見込まれます。個別株では、アドバンテスト(6857)が2027年3月期の連結純利益が前期比76%増の6600億円になる見通しを発表し、従来予想、市場予想とも大幅に上回るものとなったことで物色されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
