【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 52,552.97  ▼105.67 (7/16)
NASDAQ: 25,881.95  ▼387.28 (7/16)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って3日ぶりの反落となりました。半導体関連銘柄が下落し、フィラデルフィア半導体株指数は4.3%安となりました。

ダウ平均は266ドル高の52,924ドルでこの日の取引を開始し、寄付きが高値となりました。寄付き直後に下落に転じ、その後は横ばい圏で推移しながらじりじりと下落幅を広げ日本時間4時37分に291ドル安の52,367ドルでこの日の安値をつけました。引け前に下落幅を縮小するも105ドル安の52,552ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は387ポイント安の25,881ポイント、S&P500株価指数は38ポイント安の7,533ポイントでいずれも3日ぶりに反落しました。

2.経済指標等

米国の6月の小売売上高は前月比0.2%上昇で市場予想(0.3%上昇)を下回りました。また、自動車を除くコアは0.2%下落となり、市場予想(0.1%下落)を下回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇、3業種が下落となりました。生活必需品が2.9%高、ヘルスケアが2.2%高、不動産が2.1%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが2.9%安、情報技術が1.8%安、一般消費財・サービスが0.3%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が上昇しました。ナイキ[NKE]が4.2%高、アイビーエム[IBM]、アムジェン[AMGN]がともに3.7%高となりました。また、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]は2026年4-6月期の決算を発表し、市場予想を上回ったほか、通期での業績見通しも引き上げたことで1.2%高となりました。一方で、ゴールドマン・サックス[GS]が4.9%安、最上位AIモデルの「Gemini3.5Pro」の投入が予定より数ヶ月遅れていることが報じられたグーグルを傘下に持つアルファベット[GOOGL]が4.4%安、キャタピラー[CAT]が4.1%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、イーライ・リリー[LLY]はメンタルヘルスに特化したアタイベックリーを買収する契約を締結したことを発表し、1.1%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.01%高い4.55%となりました。17日朝のドル円は162円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国では半導体市場の過熱が意識され、フィラデルフィア半導体株指数も下落しナスダックをはじめ市場全体の下落につながりました。また、米国はイランの石油積み出し拠点であるカーグ島付近でタンカーを攻撃しており、空爆とあわせて情勢は緊迫化しています。
夜間の日経平均先物は920円安の65,920円で取引を終えており、米国での半導体関連銘柄の下落の流れをうけて本日の日本市場は売り優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)