東京市場まとめ

1.概況

日経平均は261円高の70,163円と続伸して取引を開始しました。序盤から上げ幅を拡大する展開となった日経平均は、早々に71,000円台まで上昇すると、10時14分に1,496円高の71,398円をつけ、取引時間中の最高値を更新しました。午前の終値は1,150円高の71,052円となりました。

後場は寄付きで上げ幅を縮小したものの、総じて高値圏での推移となりました。半導体関連銘柄が支えた日経平均は、最終的に1,151円高の71,053円と、終値ベースで初の7万円台となり、4営業日連続で史上最高値を更新しました。

TOPIXも54ポイント高の4,068ポイントで連日で史上最高値を更新しました。新興市場では東証グロース250指数が3ポイント高の715ポイントで反発となりました。

2.個別銘柄等

リクルートホールディングス(6098)は6.1%高の11,165円をつけ、大幅反発となりました。17日、国内証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「ニュートラル(中立)」から最上位の「バイ(買い)」、目標株価を従来の8,000円から1万6000円にそれぞれ引き上げ、これを材料視した買いが入りました。

村田製作所(6981)は一時18.3%高の12,850円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。17日、国内証券が同社の投資判断を3段階中で真ん中の「2(中立)」から最上位の「1(アウトパフォーム)」に、目標株価も従来の4,000円から1万3400円に大きく引き上げたことが買い材料となりました。

コナミグループ(9766)は一時10.0%安の17,130円をつけ、年初来安値を更新しました。人工知能(AI)関連の物色が続くなかで、半導体価格の上昇により採算悪化が懸念されるゲーム関連株には売りが出ました。

ブリヂストン(5108)は1.1%安の3,465円をつけ、反落となりました。18日、外資系証券が同社の投資判断を3段階中で最上位の「買い」から真ん中の「中立」に引き下げ、これを材料視した売りが出ました。目標株価は従来の3,600円から3,650円と小幅に修正したものの、株価へのプラス影響は限定的となりました。

不動産開発を手掛けるコロンビア・ワークス(146A)は3.9%高の2,951円をつけ、大幅続伸となりました。17日、東証プライム市場へ市場区分変更の申請に向けて準備を行うと発表しました。市場区分変更による投資家層の拡大などを期待した買いが株価を押し上げました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は4日連続で史上最高値を更新し、終値ベースでも初の7万円台で取引を終えました。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表され、市場は先行きにおける利上げを織り込み始めるなかで、国内市場は依然強気の見方が優勢のようです。明日に向けて、国内では5月分の全国CPI(消費者物価指数)などが材料となりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)