私の密かな楽しみは日経新聞の商品面です。政治・経済・金融面、更に国際面まで見てもあまり興味深い記事がない時などに特に良く読みます。
マーケットの仕組みや、その裏にある人智を伺い知るのにも最高の教科書です。中国で発生したインフルエンザの感染を恐れて中国産のブロイラーの輸入が停止されると、中国に次ぐブロイラーの日本への輸出国であるタイがこの状況につけ込んで値段を大幅に引き上げる。煽りを受けて合鴨の値段も高騰。しかし供給側がいつまでも値段を吊り上げていると逆に来年の需要が減るので、いずれタイミングを見て卸値を下げて来るでしょう。品薄のドバイ原油の値段を敢えて指標として使うことにより、割高に原油を売って来た産油国の計算。ネットの普及のためか下げ止まらない古紙の相場。いやぁ、面白い。結局最後は人の知恵と思惑がマーケットを大きく動かしていることが良く分かります。そして何よりも等身大の生の人間ドラマを感じられるのが楽しいもんです。皆さんも読んでみては如何ですか?
今日のカブセン 「引け間際 五分で落とす リンク債」 By Go
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