【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 50,668.97  △24.69 (5/28)
NASDAQ: 26,917.47  △242.74 (5/28)

1.概況

米国市場は主要3指数とも続伸し、いずれも最高値を更新しました。米国とイランが停戦延長で暫定合意したとの報道が出たものの、最終的な合意にはトランプ大統領の承認が必要であり今後の交渉の行方が引き続き注目されます。

ダウ平均は16ドル高の50,660ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落し、日本時間22時31分に329ドル安の50,314ドルでこの日の安値をつけました。その後、上昇に転じ、日本時間23時14分に119ドル高の50,764ドルでこの日の高値をつけました。以降は横ばい圏で推移し24ドル高の50,668ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は242ポイント高の26,917ポイント、S&P500株価指数は43ポイント高の7,563ポイントでいずれも6日続伸で最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は16ポイント高の2,936ポイントで反発し、最高値を更新しました。

2.経済指標等

4月の米PCEコアデフレータ(個人消費支出)は、前年同月比3.3%上昇となり市場予想と一致しました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。ヘルスケアが1.4%高となりました。情報技術が1.3%高で続き、一般消費財・サービスが0.5%高となりました。一方で、公益事業が1.1%安、生活必需品が0.5%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中14銘柄が上昇しました。アイビーエム[IBM]、マイクロソフト[MSFT]がともに3.5%高となりました。続くナイキ[NKE]は3.0%高となりました。一方で、16銘柄が下落し、キャタピラー[CAT]が2.5%安、トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が1.9%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、スノーフレーク[SNOW]は前日引け後に発表した決算で通期見通しを上方修正したことや、アマゾン・ドットコム[AMZN]との提携拡大が好感されたことで36.5%高と急騰しました。また、ディスカウントストアのダラー・ツリー[DLTR]は通期の業績見通しを上方修正し、市場予想を上回ったことで17.9%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.04%低い4.44%となりました。29日朝のドル円は159円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って続伸しました。米国とイランの停戦延長での暫定合意が報じられたことで中東の和平への期待から買いが優勢となりましたが、依然として米国とイランの間での主張の違いもあり来週も中東情勢に左右されるマーケットとなりそうです。夜間の日経平均先物は1,240円高の65,800円で取引を終えており、米国市場の好調な流れを引き継ぎ本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。日本市場の寄付き前には、東京CPI(消費者物価指数)、完全失業率、鉱工業生産等の発表があるため注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)