【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 48,535.99  △317.74 (4/14)
NASDAQ: 23,639.08  △455.35 (4/14)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って続伸しました。米国とイランが再び協議を行う方向で調整が進んでいることで戦闘終結への期待が株価を支えました。

ダウ平均は53ドル高の48,272ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落し、日本時間22時32分に25ドル安の48,192ドルでこの日の安値をつけました。その後は上昇し、日本時間4時32分に374ドル高の48,592ドルでこの日の高値をつけました。最終的に317ドル高の48,535ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は455ポイント高の23,639ポイントで10日続伸となりました。S&P500株価指数は81ポイント高の6,967ポイントで続伸しました。ラッセル2000も35ポイント高の2,705ポイントで続伸となりました。

2.経済指標等

米国の3月の生産者物価指数は前月比0.5%上昇と市場予想の同1.2%を下回りました。また、前年同月比は4.0%上昇しました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスが3.2%高となりました。一般消費財・サービスが2.5%高、情報技術が1.7%高で続きました。一方で、エネルギーが2.2%安、素材が0.3%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中19銘柄が上昇しました。衛星通信のグローバルスターの買収を発表したアマゾン・ドットコム[AMZN]が3.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。エヌビディア[NVDA]も3.8%高、ナイキ[NKE]が3%高で続きました。一方で、11銘柄が下落しシェブロン[CVX]が2.5%安、セールスフォース[CRM]が0.9%安となりました。また、ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]は第1四半期決算を発表し、トレーディングは好調だったものの、通期の純金利収入見通しを引き下げたことが嫌気され0.8%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、シティグループ[C]も第1四半期決算を発表し、収入が四半期ベースで10年ぶりの高水準に達したことが評価され2.6%高となりました。ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス[UAL]は政府高官にアメリカン航空グループ[AAL]との潜在的な合併案を提示したとされ、2.1%高となりました。アメリカン航空グループも8.0%高と大きく上昇しました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.04%低い4.25%となりました。15日朝のドル円は158円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って上昇しました。米国とイランの和平交渉への期待から上昇しました。夜間の日経平均先物は750円高の58,780円で取引を終えており、アメリカの株高の影響を受け、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが予想されます。個別株では、14日、東宝(9602)は純利益が過去最高益となる前年比19%増の517億円となったものの、2027年2月期には減益予想を発表しており、注目されそうです。また、日本時間14時ごろに予定されている半導体製造装置のASMLホールディング[ASML]の決算発表も注目が集まります。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)