【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 46,669.88  △165.21 (4/6)
NASDAQ: 21,996.34  △117.16 (4/6)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。米国とイランの停戦に向けた協議が進むとの見方が買い材料となりました。もっとも、イラン側は米国による停戦案を拒否したと報じられているように、不透明感はくすぶる様子です。

ダウ平均は32ドル安の46,472ドルで取引を開始しました。下落して始まったものの、停戦期待から徐々に買いが優勢となり、日本時間23時32分には196ドル高の46,701ドルまで上昇し、この日の高値をつけました。中ごろに、再び下げに転じる場面もありましたが、取引終了にかけて持ち直し、最終的に165ドル高の46,669ドルと反発して引けました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は117ポイント高の21,996ポイント、S&P500株価指数は29ポイント高の6,611ポイントで、いずれも4日続伸しました。小型株で構成されるラッセル2000は10ポイント高の2,540ポイントで同じく4日続伸しました。

2.経済指標等

3月のISM非製造業景気指数は54.0と市場予想(55.0)を下回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。一般消費財・サービスとエネルギーが0.8%高となりました。生活必需品が0.7%高で続き、金融が0.6%高となりました。一方で、公益事業、ヘルスケア、素材の3業種が1%未満の下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。ボーイング[BA]が2.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アメリカン・エキスプレス[AXP]が1.9%高で続き、シスコシステムズ[CSCO]が1.8%高となりました。一方で、13銘柄が下落し、中でもアムジェン[AMGN]が1.5%安、セールスフォース[CRM]が1.2%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、アナリストの目標株価引き上げを受けたアップラビン[APP]が6.8%高となりました。米財務省は、トランプ米政権が子供向け資産形成を支援する制度として「トランプ・アカウント」の実行を支援すると発表しました。これを受けて一部の金融セクターに買いが入り、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン[BK]が1.2%高、ロビンフッド・マーケッツ[HOOD]が1.3%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は先週末比0.01%低い4.33%となりました。7日朝のドル円は159円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。不透明感はありながらも、中東情勢の緊張緩和への期待がやや優勢といった印象です。夜間の日経平均先物は420円高の53,960円で取引を終えており、本日の日本市場も買いが優勢でのスタートが見込まれます。トランプ米大統領は、「イランは一夜で制圧できる」と述べており、米東部時間7日夜を期限に、イランが交渉に応じなければ、すべての橋と発電所を破壊するとしています。実際に行われるかは不透明ですが、市場は様子見ムードが広がる可能性が高いとみられます。54,000円を超える場面では利益確定の売りが出やすい局面となる可能性があります。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)