【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 45,960.11 ▼469.38 (3/26)
NASDAQ: 21,408.08 ▼521.74 (3/26)
1.概況
25日の米国株式市場は主要3指数が揃って反落しました。米国が提示した停戦案をイランが拒否したことで、中東情勢の緊張が改めて意識され、トランプ米大統領が軍事行動の強化に言及したことも投資家心理の重しとなりました。ホルムズ海峡の再開期限が4月6日に延長されたものの、事態の長期化懸念が強まるなか、原油価格の上昇を通じてインフレ再燃への警戒も高まり、リスク回避の動きが優勢となりました。
S&P500種株価指数は前日比114ポイント(1.7%)安の6,477ポイントと下落し、イラン情勢を巡る緊張が高まって以降で最大の下落率となりました。ダウ工業株30種平均は469ドル(1.0%)安の45,960ドル、ナスダック総合株価指数は521ポイント(2.4%)安の21,408ポイントといずれも反落しました。
2.経済指標等
米新規失業保険申請件数は21.0万件と前週から5,000件の小幅増加にとどまったことから労働市場の安定を示唆しました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が前日比で下落しました。コミュニティ・サービスが3.5%安でセクターの下落率トップとなり、情報技術が2,7%安、資本財・サービス2.3%安と続きました。一方で3業種が上昇し、エネルギーは1.6%高、公益事業と不動産の2業種はプラス圏ながらほぼ横ばいとなりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が下落しました。エヌビディア[NVDA]が4.2%安となり、構成銘柄中の下落率トップとなりました。続けてスリーエム[MMM]、ボーイング[BA]、ゴールドマン・サックス[GS]、キャタピラー[CAT]が2%台の下落となりました。一方、セールスフォース[CRM]は2.0%高、シェブロン[CVX]は1.3%高となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、メタ・プラットフォームズ[META]が8.0%安、インテル[INTC]が6.5%安と下落した一方で、ガートナー[IT]が4.2%高、エクソン・モービル[XOM]が1.3%高と上昇しました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.08%高い4.41%となりました。26日朝のドル円は159円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
26日の米国市場は、米国とイランの停戦を巡る懐疑的な見方が強まり、主要指数は反落しました。中東情勢の不透明感に加え、原油価格の上昇を通じたインフレ再燃への警戒も投資家心理の重しとなっています。
この流れを受けて、本日の日本市場も売り優勢でのスタートが見込まれます。もっとも、足元の下げは地政学リスクに起因する面が大きく、関連ニュースのトーン次第では下げ渋りや押し目買いが入りやすい展開も想定されるため、引き続き中東情勢を巡るニュースフローに左右される不安定な相場展開が続きそうです。
(マネックス証券 暗号資産アナリスト 松嶋 真倫)
