東京市場まとめ
1.概況
日経平均は382円安の53,435円と続落して寄付きました。前日の米国市場は主要3指数が揃って反落した流れを引き継ぎ、軟調なスタートとなると9時16分には節目の53,000円を割り込む52,950円をつけ、この日の安値を更新しました。その後は持ち直し、中ごろから急速に上昇すると、前引け間際に上昇に転じ、255円高の54,073円で午前の取引を終えました。
後場は寄付きから上昇して始まり、総じて底堅い値動きとなりました。14時ごろに発表されたトヨタ自動車(7203)の決算も市場予想を上回る内容であったことなどから堅調な推移となり、日経平均は最終的に435円高の54,253円で高値引け、3営業日ぶりに反発となりました。
TOPIXは終値で46ポイント高の3,699ポイントと最高値を更新して反発、新興市場では東証グロース250指数が1ポイント安の710ポイントで反落となりました。
2.個別銘柄等
トヨタ自動車(7203)は2.0%高の3,780円をつけ反発となりました。6日14時、2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比25%減の3兆5700億円になる見込みであることを発表、従来予想(2兆9300億円)から上方修正したことが買い材料となりました。
キッコーマン(2801)は7.5%安の1,400.5円をつけ6営業日ぶりの大幅反落となりました。5日、2026年3月期の第3四半期決算を発表し、純利益が前年同期比4%減の490億円となり、8年ぶりに同期間における最終減益となったことや、前日まで株価は5日続伸していたため、利益確定の売りが優勢となりました。
伊藤忠商事(8001)は1.7%高の2,067円をつけ反発となりました。6日、2026年3月期の第3四半期決算を発表し、純利益は前年同期比4%増の7052億円と市場予想を下回ったものの、最大200億円の自社株買いを追加で実施すると発表したことで株価は底堅い値動きとなりました。
オムロン(6645)は7.9%高の4,532円をつけ4日続伸となりました。5日、2026年3月期の第3四半期決算では純利益が前年同期比2倍の143億円と大幅増益となり、足元の好業績を評価した買いが入りました。アナリストは「新製品投入やAI需要拡大が寄与しており、制御機器事業の受注改善には安心感がある」と評価しています。
スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)は6.3%高の2,715円をつけ続伸となりました。2026年3月期(今期)の当期純利益は従来予想では減益見込みであったものが、前期比11%増の270億円になり、一転して増益見込みとなりました。また市場予想も上回る内容が好感され、買いが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は寄付きでは弱含むも、後場は堅調に推移し435円高の54,253円で高値引けとなりました。来週に向けて、8日(日)の衆議院選挙が注目されます。前評判では自民・維新連合が優勢である中で、与党としてどれほど議席を伸ばすかが焦点でしょう。
そのほか来週の注目材料としては、12日発表予定のソフトバンクグループ(9984)の決算など国内の主力銘柄の決算発表が挙げられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
