9月に入り、米国市場は好調に推移する中で、小型株指数で知られるラッセル2000指数も最高値を更新しました。小型株は、利下げサイクルでの資金流入が期待されるなど、足元の金融環境からも買い材料があげられます。今回は、ラッセル2000指数を構成する銘柄において、ブルームバーグが集計する予想EBITDAマージンが大きいトップ15銘柄をピックアップしてみます。
EBITDAマージンとは、企業のEBITDA(利息・税金・減価償却費控除前利益)を売上高で割った値で、企業が売上に対してどれだけ効率的にキャッシュフローを創出しているかを示す収益性指標です。数値が高いほど収益性が高いことが示唆されます。
リストを見ると、エネルギーセクターに分類される銘柄が多いことがわかります。これは業種特有の減価償却が大きいことによるものと推察されます。一方で、過半数の銘柄で前年度のEBITDAマージンよりも予想ベースのマージン改善が見込まれています。小型ながら収益性が改善できる点で、これらの銘柄に注目してもよいかもしれません。
