アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]決算:1株利益は0.96ドルで市場予想を上回る

アドバンスト・マイクロ・デバイシズは、PC、ゲームコンソール、データセンター、産業用、および自動車用途などの市場向けに様々なデジタル半導体を設計している。従来からの強みは、PCやデータセンターで使用される中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置(GPU)である。他にも、ソニーのPlayStationやマイクロソフトのXboxなど、著名なゲーム機に使用されるチップを供給している。2022年には、事業を多様化し、データセンターや自動車などの主要なエンドマーケットでの機会を拡大するために、FPGA(現場でプログラム可能な集積回路)のリーダー企業であるザイリンクスを買収した。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比36%増の74.40億ドル(市場予想は71.20億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.96ドル(市場予想は0.94ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第2四半期売上高ガイダンスレンジも予想を上回った。

レディット[RDDT]決算:1株利益は36セントで市場予想を上回る

レディットは、インターネットコンテンツの提供に取り組んでいる。ゲーム、スポーツ、ビジネス、暗号、テレビなどのオンラインサービスを提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比61%増の3.92億ドル(市場予想は3.69億ドル)

★1株当たり利益・・・36セント(市場予想は25セント)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想をかなり上回った。ユーザー1人当たりの売上高、1日当たりアクティブユーザー数もともに予想を上回った。続く第2四半期売上高、調整済みEBITDAもともに予想をかなり上回った。

クアルコム[QCOM]決算:1株利益は2.85ドルで市場予想を上回る

クアルコムは、ワイヤレス(無線通信)技術の開発・ライセンス供与、スマートフォン用チップの設計を手掛ける。主要な特許技術であるCDMA(符号分割多元接続)およびOFDMA(直交周波数分割多元接続)は、3G/4G/5G移動通信システムのバックボーンネットワークとして無線通信の標準技術となっており、保有する知的財産(IP)は事実上すべて無線通信機器メーカーとライセンス契約が結ばれている。同時に、世界最大のワイヤレスチップのベンダーでもあり、高性能モバイルを製造するほぼ全ての企業に最先端のプロセッサーを供給している。また、スマートフォン向けのRFフロントエンドモジュールや自動車やモノのインターネット(IoT)市場向けのチップも提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第2四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比15%増の108.40億ドル(市場予想は106.40億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.85ドル(市場予想は2.81ドル)

決算総括

1-3月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

ロビンフッド・マーケッツ[HOOD]決算:1株利益は0.37ドルで市場予想を上回る

ロビンフッド・マーケッツは、最新の金融サービスプラットフォームを展開している。自社で設計した製品やサービスを、独自の技術で構築した単一のアプリベースのクラウドプラットフォームを通じて提供している。この垂直統合型プラットフォームによって、暗号通貨の取引、配当金の再投資、単元未満株式の売買、継続投資、IPOへのアクセスなど、新たな商品やサービスの提供が可能になった。顧客からのオプション、株式、暗号通貨の売買注文がマーケットメーカーにより約定された際に収益を得ている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★収入・・・前年同期比50%増の9.27億ドル(市場予想は9.22億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.37ドル(市場予想は37セント)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想を上回り、調整済みEPSは予想と一致した。

今後の株価見通し

当面67.50ドルを目指す展開が予想される。

アルビマール[ALB]決算:1株損失は0.18ドルで市場予想を上回る

アルビマールは、世界最大級のリチウム生産者の一社で、完全に統合されたリチウム製造会社である。リチウム産業では、需要の大部分が蓄電池からで、リチウムはエネルギー貯蔵材料として、特に電気自動車で使用されている。上流資源にはチリと米国の塩水鉱床とオーストラリアの2つの硬岩鉱山があり、どちらも合弁事業である。チリ、米国、オーストラリア、中国でリチウム精製工場を運営している。難燃剤に使用される臭素系化学品の製造においても世界的に主導的な地位にあり、石油精製用触媒の製造でも大手企業である。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比21%減の10.80億ドル(市場予想は11.70億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.18ドルの赤字(市場予想は57セントの赤字)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想を下回り、調整済みEPSは予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。