4月2日にトランプ大統領により相互関税が発表されてから、株式市場は大きく揺れ動き、4月は大波乱の月となりました。足元では相場も落ち着きを取り戻しつつありますが、依然として先行きの不透明感は拭えない状況にあります。
このように不安定で激しい値動きに惑わされやすい相場環境では、やはり、配当という形で安定的なリターンが得られる銘柄が心の支えの一つとなるでしょう。特に、長期にわたって減配していない企業は、安定した利益体質や株主還元の姿勢が一定程度確認できる点で、相対的に信頼感が高いといえます。
そこで、今回は過去10年以上にわたり減配がなく、かつ現在の会社予想配当利回りが4%以上と高水準にある銘柄を抽出し、時価総額の大きい順に15銘柄をピックアップしてみました。
リストには、製薬の武田薬品工業(4502)や、保険のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)、不動産の野村不動産ホールディングス(3231)、素材のAGC(5201)などが含まれています。
これらの企業は、相場が不安定な局面でも一定の配当収入を見込めるという点で、安心感を与える存在となるでしょう。