ASMLホールディング決算[ASML]:1株利益は6.00ユーロで市場予想を上回る
ASMLホールディングは、半導体の製造に使用されるフォトリソグラフィシステムのリーダー企業である。フォトリソグラフィは、フォトマスクから半導体ウェハ上に回路パターンを露光するために光源が使用されるプロセスである。この分野の最新の技術進歩によって、チップメーカーではシリコンの同じ領域上のトランジスタ数を継続的に増やすことが可能となる。従来、リソグラフィは最先端のチップ製造におけるコストの大きな割合を占めていた。ほとんどの部品の製造を外部委託し、組み立て業者のように機能する。主な顧客は、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)[TSM]、サムスン、インテル[INTC]である。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比46%増の77.42億ユーロ(市場予想は77.54億ユーロ)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・6.00ユーロ(市場予想は5.72ユーロ)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス[UAL]決算:1株利益は0.91ドルで市場予想を上回る
ユナイテッド航空は、米国の大手航空会社である。サンフランシスコ、シカゴ、ヒューストン、デンバー、ロサンゼルス、ニューヨーク/ニューアーク、ワシントンDCを拠点(ハブ)空港としている。米国の大手競合会社に比べ、海外や長距離移動により重点を置くハブ・アンド・スポーク型のネットワーク戦略をとる。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★営業収入・・・前年同期比5.4%増の132.1億ドル(市場予想は131.9億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.91ドル(市場予想は0.74ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
当面株価は95ドルを目指す展開が予想される。
バンク・オブ・アメリカ[BAC]決算:1株利益は0.90ドルで市場予想を上回る
バンク・オブ・アメリカは、米国最大の金融機関の1つで、3兆ドル以上の資産を保有している。カスタマー・バンキング、グローバル・ウェルス&インベストメント・マネジメント、グローバル・バンキング、グローバル・マーケットの4主要事業部門からなる。消費者向け業務には、支店網や預金業務、小売貸付商品、クレジットカードやデビットカード、小企業向けサービスなどがある。メリルリンチ事業は、バンク・オブ・アメリカ・プライベートバンクと同様に、ブローカレッジやウェルス・マネジメント・サービスを提供している。ホールセール業務には、投資銀行業務、法人向けおよび商業用不動産融資業務、キャピタル・マーケット業務などが含まれる。米国外でも数ヶ国で事業を展開しているが、主に米国に注力している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★調整後の収入・・・前年同期比6%増の275.11億ドル(市場予想は269.23億ドル)
★1株当たり利益(調整済み)・・・0.90ドル(市場予想は0.82ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。株式のトレーディングが予想を上回ったほか、純受取利息(NII)も予想を上回った。
今後の株価見通し
41ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。
トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]決算:1株利益は1.91ドルで市場予想を上回る
トラベラーズ・カンパニーズは、商業保険と個人保険の両分野で幅広い保険商品を提供している。商業保険事業は、企業の規模を問わずさまざまな種類のリスクをカバーする商品を手掛けるが、中規模事業者向けへの集中度が高い。個人保険事業の保険料収入は、自動車保険と住宅保険でほぼ二分されている。保険料収入の6%を海外市場が占めている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同月比5.2%増の118.10億ドル(市場予想は120.69億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.91ドル(市場予想は0.75ドル)
決算総括
1-3月期決算(第1四半期)では、保険料収入が予想を下回り、経常収益は予想を下回った。
今後の株価見通し
267ドル超えから、300ドルを目指す展開が予想される。
ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]決算:1株利益は2.77ドルで市場予想を上回る
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、世界最大規模で最も多角的なヘルスケア企業である。医薬品、医療機器の2つの部門からなる。消費者向け事業のKenvueが2023年に分社化され、現在はこれら2部門が売上高のすべてを占めている。医薬品事業部門では、免疫、腫瘍、神経、肺、心臓、代謝疾患などの領域に重点を置いている。地理的には、米国内で総収益の約半分が生み出される。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比2.4%増の218.93億ドル(市場予想は215.84億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.77ドル(市場予想は2.60ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ガイダンスでは売上高見通しを上方修正したほか、1株利益については従来見通しを維持した。
今後の株価見通し
164ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。
