第3四半期の営業利益が50%以上の増益となった2月決算銘柄は

2024年12月下旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表も先週で終わりとなりました。そこでその決算を振り返ってみると、コストアップなどにより減益となった企業もみられましたが、その一方で好調なインバウンド(訪日客)需要や利益率の改善、付加価値を高めた商品戦略などにより増益を確保した企業もありました。

そこで今回は第3四半期の営業利益が前年同期比で50%以上の増益となった2月決算銘柄をピックアップしてみました。例えばリンガーハット(8200)は高単価メニューなどが好調で既存店売上高が伸びたことなどから、第3四半期の営業利益が前年同期比で2.6倍となっています。また、松屋(8237)もインバウンド向けの免税売上高が増えたことなどにより、第3四半期の営業利益が前年同期比で71.6%増となっています。

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もう一つのヒント

来週半ばまでの決算発表スケジュール

23日の ディスコ(6146)やニデック(6594)を皮切りに3月決算企業の第3四半期決算発表がスタートしています。こうしたなかで来週は決算を発表する企業が徐々に増える見通しです。27日に日立建機(6305)やファナック(6954)などが決算を発表するほか、28日に日清製粉グループ本社(2002)などが、そして29日には信越化学工業(4063)やアドバンテスト(6857)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などが決算発表を予定しています。

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