・8月上旬の暴落は、先週末時点で急落分をすべて埋める動きとなった。まだ余震はあるものの、急激な動きはいったん落ち着いた。
・今回の大暴落はいろいろな材料が重なって起きている。個別に見ると、米国の景気後退懸念や急激な円高進行など、かなりの部分が解消している材料は多い。
・今週のジャクソンホールについてはパウエルFRB議長のマーケットとの対話に慣れているから心配はしていないが、閉会中審査での植田総裁の発言は、普段と異なる環境下でのイベントでもあり心配。
・38,000円からさらに上値を追う材料がない。バリュエーション的にもPERは過去平均の15倍という水準なので、次の材料が出るまではしばらくこのレンジを固める動きか。