サービスナウ[NOW]決算:1株利益は3.13ドルで市場予想を上回る

サービスナウは、さまざまなビジネス工程を構築し自動化するための製品を備えたクラウド・アプリケーション(ソフトウェア・アズ・ア・サービス/SaaS)を提供する。企業向けのIT機能の開発に特化している。ITサービス管理(ITSM)アプリケーションから事業を始め、IT機能を拡充した後、近年では、自社のワークフロー自動化ロジックを活用し、カスタマー・サービス、人事管理サービス、セキュリティ運営サービスなどITを超えた機能分野へと事業を拡大している。また、アプリケーション開発のためのプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)も提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第2四半期(4-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比22%増の26.4億ドル(市場予想は26.1億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・3.13ドル(市場予想は2.86ドル)

決算総括

4-6月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第3四半期売上高ガイダンスレンジは予想を下回ったが、通期ベースの売上高ガイダンスレンジを引き上げ、予想も上回った。この結果を受け、同社株は6%上昇し、772ドルをつけている。

フォード・モーター[F]決算:1株利益は47セントで市場予想を下回る

フォード・モーターは、フォードブランドおよびリンカーンブランドの自動車を製造する。2022年3月、内燃エンジン事業であるFord Blueとバッテリー式電気自動車(BEV)事業であるFord Modeleを別々の部門とすると発表したが、どちらもフォード・モーターの下で運営される。市場シェアは米国で約13%、英国で約11%、中国では非連結子会社を含めて2%以下となっている。米国の売上高が2023年の全社収益の約66%を占めた。従業員数は177,000人で、そのうち全米自動車労働組合員は59,000人。ミシガン州ディアボーンに本拠を構える。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第2四半期(4-6月期)実績

★総収入・・・前年同期比6.2%増の478億ドル(市場予想は440.2億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・47セント(市場予想は67セント)

決算総括

4-6月期(第2四半期)売上高は予想を上回ったが、調整済みEPSは予想を下回った。EBITも予想を下回った。新車の品質問題が保証費用の急増につながったとしている。

今後の株価見通し

下値模索を想定。

ユナイテッド・レンタルズ[URI]決算:1株利益は10.70ドルで市場予想を上回る

ユナイテッド・レンタルズは、世界最大級の機器レンタル会社である。米国とカナダを中心として事業を展開し、高度に細分化されたレンタル市場でおよそ17%のシェアを有する。一般産業、商業用建設、住宅建設機器の3つの最終市場にサービスを提供している。競合他社と同様に、航空機向け機器や携帯用発電機など、断続的に使用される機器を顧客に提供している。1997年の上場以来、内生的成長に加え数々の買収を繰り返すことで、現在提供している製品(保有する機器の規模は210億ドル)には超長期間でレンタル可能な一連の特殊機器なども含まれる。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第2四半期(4-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比6.2%増の37.7億ドル(市場予想は37.7億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・10.70ドル(市場予想は10.58ドル)

決算総括

4-6月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通年ベースの売上高ガイダンスレンジは若干弱かったが、同調整済みEBITDAガイダンスレンジは上回った。

ケーエルエー・コーポレーション[KLAC]決算:1株利益は6.60ドルで市場予想を上回る

ケーエルエー・コーポレーションは、世界最大級の半導体ウエハー製造装置(WFE)メーカーである。研究開発および製造中に半導体ウエハーに欠陥がないか検査し、精密な測定値を検証する半導体プロセス制御市場向けに特化している。この市場ではKLAが大半のシェアを占めている。また、WFE市場のエッチングおよび堆積分野へもわずかながら関与している。台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)[TSM]やSamsungをはじめとする世界最大級のチップメーカーをトップ顧客としている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(4-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比9.1%増の25.7億ドル(市場予想は25.2億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・6.60ドル(市場予想は6.11ドル)

決算総括

4-6月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第1四半期売上高、調整済みEPSガイダンスレンジもともに予想を上回った。

今後の株価見通し

860ドルを目指す展開が予想される。

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング[TSM]決算:1株利益は1.48ドルで市場予想を上回る

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は、ほぼ60%の市場シェアを有する世界最大級の半導体ファウンドリである。1987年にフィリップス、台湾政府、プライベート市場の投資家により合弁会社として設立された。1997年に米国市場にADRを上場し、公開企業となった。競争の激しいファウンドリ事業においても、スケーラブルで高度なテクノロジーを有することで高い営業利益率を維持している。また、業界全体がファブレス・ビジネスモデルへ移行していることも追い風となっている。ファウンドリのリーダー的企業であり、半導体の設計に最先端のプロセス技術を求めるアップル[AAPL]、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ[AMD]、エヌビディア[NVDA]など、強固な顧客基盤を有する。7万3千人の従業員を擁する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第2四半期(4-6月期)実績

★売上高・・・前年同月比40%増の6735.1億台湾ドル(市場予想は6581.4億台湾ドル)、208.2億ドル(市場予想は202.3億ドル)
★調整済みEPS・・・1.48ドル(市場予想は1.41ドル)

決算総括

4-6月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第3四半期売上高ガイダンスレンジも予想を上回った。通年ベースの増収率ガイダンスレンジも引き上げた。