ココアなどコモディティ関連市況の上昇がみられる一方、世界的にワインは供給過剰のようです。物価高での買い控え、オーストラリアでは中国からの需要減、また若者世代のワイン離れ等々が指摘されています。ブドウ畑が燃やされたり、エタノール転換されたりもしており、2023年の生産量は60年ぶりの低水準とのこと。

一方で女優のケイト・ブランシェットさんが日本酒クリエイティブディレクターとして世界市場に日本酒を広めようとされています。市場規模では圧倒的にワインですが、彼女が評価する「日本の職人技や伝統的価値等を反映」した酒がワインに代わる日が来るのでしょうか。

日本酒の消費量も年々減少する中で今後価値の再評価が進むのか、新たな価値が見出されるのか。舞台が変われば評価も変わるだろうなどと考えていたら、自分自身の仕事の反省に行きつきました。同じ話でも時と場合によって伝わることも伝わらないこともある。その場その場でより多くの人に伝えることを考えていかないと。