先週、まる一週間、熱が下がらずお休みをいただいていました。
思い返せば予兆はありました。その前の週、胃が絞られるように痛い日が二日ほど続いていました。毎晩寝るのは深夜2時、起きるのは朝7時。睡眠5時間の生活がだらだらと続いていました。体は確実に悲鳴を上げていたのだと思います。でも当時の私は、「いつものことだし、まあ大丈夫だろう」と考えていました。
発熱した翌日の深夜、強い寒気に襲われました。さすがにまずいと思い、病院へ駆け込みました。コロナウイルスとインフルエンザの検査はどちらも陰性。医師からは「安静にして、水分と食事をしっかり摂り、よく眠って免疫力を回復させてください」と言われました。
二日間おとなしくしていましたが、熱は一向に下がりません。不安になって再び病院を訪れ、血液検査、肺のレントゲン、CT検査と一通り調べてもらいました。結果はすべて異常なし。つまり、体そのものに問題があったのではなく、免疫力が大きく落ちていたということなのだと思います。その後さらに二日安静にして、ようやく回復しました。
一週間寝込んで気づいたことがあります。私たちは「睡眠を削る」と言いますが、実際に削っているのは睡眠時間ではなく、体が自分自身を守り、修復するための力そのものなのかもしれません。
自己免疫力とは、特別なサプリや健康法で手に入れるものではなく、毎日の睡眠と食事の積み重ねで維持されるものです。深夜の39.5度の熱は、体が発した最後通告だったのかもしれません。
忙しい日々の中で、つい後回しにしてしまう睡眠ですが、それこそが明日の自分を守る最大の投資ではないでしょうか。もし今、睡眠を削って頑張り続けている方がいたら、私のようになる前に、どうか一度、体の声に耳を傾けてみてください。
- 大塚 雄介
- コインチェック株式会社 執行役員CBDO
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早稲田大学大学院修了、物理学修士号取得。株式会社ネクスウェイでB2B向けITソリューションの営業・事業戦略・開発設計を担当。レジュプレス株式会社に参画(2017年4月よりコインチェック株式会社に社名変更)。2014年2月に取締役に就任。2018年4月にコインチェック株式会社がマネックスグループ株式会社の子会社となると同時に執行役員に就任し、マーケティング・事業開発などを統括。2021年4月執行役員を経て、2023年9月より執行役員web3Cloud事業本部長。組込型の暗号資産購入サービス「Coincheck OnRamp」をはじめとするweb3Cloud事業を管掌。2024年9月より執行役員CBDOに就任。 *CBDO(Chief Business Development Officer):最高事業開発責任者
