モトリーフール米国本社、  2024年3月5日投稿記事より

マグニフィセント・セブンに劣らない

2024年に入り、マグニフィセント・セブン(※)銘柄の話題が頻繁に取り上げられています。これらの銘柄は卓越した業績を上げ、巨大ビジネスへと成長してきました。しかし、このグループに追加してもよいと思える、優れた銘柄があります。

それは、バークシャー・ハサウェイ [BRK.B]です。バークシャー・ハサウェイは話題のハイテク企業ではありませんが、広く支持されている超大型株のグループに加えてもいい銘柄です。

バークシャー・ハサウェイをマグニフィセント・セブンに追加すべきだと思う理由は、以下の通りです。

時価総額トップ7に入る

最も大きな理由は規模です。バークシャー・ハサウェイの時価総額は、本稿執筆時点で約8,750億ドルですが、ここ数週間では何度か9,250億ドルを上回りました。これに対し、マグニフィセント・セブンの一角を占めるテスラ[TSLA]の時価総額は6,000億ドル強にとどまります。

少し前まで、マグニフィセント・セブン銘柄は米国株式市場において時価総額が大きい7社で構成されていましたが、今はそうではありません。もしバークシャー・ハサウェイがテスラの代わりに加えられれば、再び時価総額上位7社のグループとなります。

トータルリターンは438万%

筆者は何度か、同僚との日常会話の中で「バークシャー・ハサウェイをマグニフィセント・セブンに追加すればいい」と提案してきました。ただ、よく聞く反論の1つが株価パフォーマンスの低さでした。その際に比較対象となるのが、エヌビディア[NVDA]の絶好調ぶりや、テスラの2010年のIPO以降の長期パフォーマンスです。

バークシャー・ハサウェイは退屈な企業と思われがちですが、だからと言って株価も退屈というわけではありません。年初来で市場全体を余裕でアウトパフォームしていますし、過去3年間のうち2回でS&P500指数を上回る年間パフォーマンスでした。S&P500指数が18%超下落した2022年でさえ、バークシャー・ハサウェイの株価は上昇しています。実際に、マグニフィセント・セブンの中で最も好調だった企業も、2022年には27%下落しました。

長期リターンを見ると、もはや比較できる企業はありません。ウォーレン・バフェット氏が1964年にバークシャー・ハサウェイの経営権を取得して以降、2023年末までのトータルリターンは438万4,748%となっています。

強固なバランスシート

マグニフィセント・セブンの全銘柄に共通するのは、時価総額の大きさ、短期でも長期でも優れた株価パフォーマンス、そしてバランスシートが強固だということです。この点に関しては、バークシャー・ハサウェイは明らかにトップでしょう。

バークシャー・ハサウェイはほとんど負債がありません。それだけでなく、1,680億ドルに上る手元資金があり、投資機会があればすぐに使うことができます。負債の大半はエネルギー子会社のもので(規制当局から負債の保有を求められることがしばしばあります)、信用格付けは企業として最高レベルの格付けを得ています。

市場環境に関係なく「マグニフィセント」

バークシャー・ハサウェイがマグニフィセント・セブンにふさわしい銘柄である最後のポイントとして、同社は市場環境や経済状況に関係なく、優れたパフォーマンスを発揮できるようになっています。実際、S&P500指数は1965年以降、年間パフォーマンスで13回、マイナスリターンとなっていますが、バークシャー・ハサウェイはそのうち11回で同指数をアウトパフォームしています。

バークシャー・ハサウェイが今後60年間で過去と同じようなリターンを生み出すことは難しいかもしれませんが、財務の柔軟性、優れた事業群と投資先ポートフォリオ、一流の資本配分チームにより、市場を上回る結果を生み出す能力は依然としてあります。同社は市場で最もマグニフィセントな(素晴らしい)企業の1つであり、マグニフィセント・セブン構成企業の卓越した事業を十分に補完するでしょう。

(※)アップル[AAPL]、マイクロソフト[MSFT]、アルファベット[GOOGL]、アマゾン・ドットコム[AMZN]、メタ・プラットフォームズ[META]、エヌビディア[NVDA]、テスラ[TSLA]の7銘柄

免責事項と開示事項  記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Matt Frankelは、バークシャー・ハサウェイの株式を保有しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ、エヌビディア、テスラの株式を保有し、推奨しています。モトリーフールは情報開示方針を定めています。