マクドナルド[MCD]決算:1株利益は2.95ドルで市場予想を上回る

マクドナルドは、世界最大のレストランオーナーであり運営会社である。2022年度の総システム売上高は1,160億ドル、115の市場で40,000を超える店舗を展開している。世界中で独立系レストランフランチャイジーおよびマスターフランチャイジーとの提携を通じて実績を築き上げたフランチャイズ・モデルの先駆者である。売上高の60%近くを、フランチャイズ・ロイヤルティ料とリース料が占めている。残りの大部分は、米国、海外運営市場、海外開発/ライセンス市場の3つの主要部門を通じて運営する直営店舗が占めている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(10月-12月期)実績 

★売上高・・・前年同期比8.1%増の64.06億ドル(市場予想は64.50億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.95ドル(市場予想は2.82ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。既存店売上高が予想を下回った。米国が予想を下回ったほか、中東紛争の影響もあり海外が不調だった。

今後の株価見通し

300ドル超えから、350ドルを目指す展開が予想される。 

シーブイエス・ヘルス[CVS]決算:1株利益は2.12ドルで市場予想を上回る

シーブイエス・ヘルスは、さまざまな医療サービスを提供している。従来から小売薬局事業を手掛けており、米国を中心に9,000店舗以上を展開している。年間20億件以上の調整済み請求を処理する最大規模の薬剤給付管理企業(PBM)(Caremarkを通じて買収)でもあり、約2,600万人の会員を擁する。また、トップクラスの健康保険会社(Aetnaを通じて買収)を運営している。最近のOak Street買収で、事業にプライマリーケアサービスが追加され、既存のすべての事業部門との大幅なシナジー効果が生まれる可能性がある。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比12%増の938.13億ドル(市場予想は906.04億ドル)
★1株当たり利益(調整済み)・・・2.12ドル(市場予想は1.98ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正していた。

今後の株価見通し

83ドル超えから、100ドルを目指す展開が予想される。

アーム・ホールディングス[ARM]決算:1株利益は29セントで市場予想を上回る

アーム・ホールディングスは、高性能、低コスト、省エネルギーのCPU(中央演算装置)製品および関連技術のアーキテクチャ設計、開発、ライセンスの供与を手掛ける世界の大手半導体企業である。主な製品は、多様なパフォーマンス、消費電力、コスト要件に対応するCPU製品である。GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)、システムIP、計算プラットフォームなどの補完的な製品も提供し、高性能で信頼性の高いシステムレベルの構築を可能にし、ますます高度化するデバイスやアプリケーションに対応している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第3四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比19%増の8.24億ドル(市場予想は7.60億ドル) 
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・29セント(市場予想は25セント) 

決算総括

10-12月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第4四半期、通年ベースの売上高、及び調整済み EPSガイダンスレンジは全て予想を上回った。

今後の株価見通し

150ドルを目指す展開が予想される。 

フォード・モーター[F]決算:1株利益は29セントで市場予想を上回る

フォード・モーターは、フォードブランドおよびリンカーンブランドの自動車を製造する。2022年3月、内燃エンジン事業であるフォード・ブルーとバッテリー式電気自動車(BEV)事業であるフォード・モデルeを別々の部門とすると発表したが、どちらもフォード・モーターの下で運営される。市場シェアは米国で約13%、欧州で約6.5%、中国では非連結子会社を含めて約2.1%となっている。半導体不足が解消し在庫が改善するにつれて、市場シェアは増加すると予想される。米国の売上高が2022年の全社収益の約67%を占めた。従業員数は173,000人で、そのうち全米自動車労働組合員は57,000人。ミシガン州ディアボーンに本拠を構える。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(10月-12月期)実績

★総収入・・・ 前年同期比3%増の460億ドル(市場予想は439.4億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・29セント(市場予想は13セント)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。自動車の売上高も電気自動車(EV)は冴えなかったものの、フォード・ブルー、フォード・プロといった内燃機関が好調だった。

今後の株価見通し

15ドル超えから、20ドルを目指す展開が予想される。 

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス[HLT]決算:1株利益は1.68ドルで市場予想を上回る

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、2022年12月末時点、20超のブランドにまたがる1,127,430室の客室を運営しており、プレミアムエコノミーからラグジュアリーのホテル事業に取り組んでいる。HamptonとHiltonが、2022年12月末時点でそれぞれ総客室数の28%、13%を占める2大ブランドである。ここ数年で開業した新しいブランドには、Home2、Curio、Canopy、Spark、Tru、Tempo、Project H3がある。管理客室とフランチャイズ客室が、調整済みEBITDAの大部分を占めるが、収益は主に米州からのものである。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比6.8%増の26.09億ドル(市場予想は26.14億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.68ドル(市場予想は1.57ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。続く第1四半期EBITDA、調整済みEPSガイダンスレンジは予想の範囲内だった。

今後の株価見通し

120ドルを目指す展開が予想される。