・日本株が堅調な中、日本人の個人投資家にとって、円建てのリターンで見ると米国株も負けていない状況。S&P500とナスダック100、さらにMSCIオールカントリーも円建てで史上最高値を更新している。

・マーケットが恐れていたほど悪くなかった2022年第4四半期と2023年第1四半期の企業業績も、マーケットの上昇に貢献している。特に、投資家の予想をかなり上回ったエヌビディア(NVDA) は、AI投資は現実的なものであるという気運を高めてくれた。

・マーケットの重しになっていた債務上限引き上げ問題の解決も、ポジティブな展開に寄与しているだろう。

・まもなくブルマーケット(強気相場)に入ると予想されるが、これまでブルマーケットは平均1,011日、中央値では522日続くとされる。上げ幅は平均で114.4%、中央値で76.7%。つまり、ここから2~3年は上昇基調の可能性は極めて高いと考えられる。