先週BTCは5月29日(月)から6月1日(木)まで下落、2日(金)に陽線、週末は横ばいとなりました。昨晩(6月4日夜)、一時384万円付近まで回復しましたが、現在(6月5日午前時点)は378万円で推移しています。4月に年初来高値410万円を付けてから天井圏で張り付いており、コアレンジは360-400万円となっています。現在は中央値で推移しているため、方向感を失いやすい状況です。
私は暗号資産に関する懸念材料は出尽くしたと考えています。米国の利上げは年内あと1回で、その後は据え置きとの見方が出てきています。インフレは徐々に鈍化傾向となっており、インフレは徐々に鈍化傾向となっており、ソフトランディングの可能性もあるのではないかと考えています。
BTC(ビットコイン)、SMA90のサポートは健在
BTC/JPY日足チャート分析です。
三角保ち合いが延長しており、SMA90にサポートされました。SMA30よりも上で推移しています。そろそろSMA30がSMA90を下回り、デッドクロスを形成しそうです。その場合、少々ネガティブな形となりますので、ここで持ち堪えてほしいところです。
三角保ち合い上限ラインで次のトライとなれば、4回目のトライになりますので、上値をブレイクすると考えています。逆にSMA90を割り込むと、下落トレンドが加速しやすくなるので、注意が必要でしょう。
4時間足チャートで、今週の買い場を探していきます。
上昇トレンドラインを引いてみると、暫定ですが374万-375万円台で推移しそうです。今週の最初の買い場は、この水準からでしょうか。目先のターゲットは上限ラインの395-398万円あたりになると思います。
利益確定幅を考慮しつつ損切り位置を決めて、損小利大になるように設定するとよいでしょう。個人的には360万円割れで一旦、上昇相場は終わると考えているので、355-360万円をイメージしています。
日足レベルのサポートは340万円台ですので、一旦切って、再度入り直しの準備をする2段構えで臨む予定です。
ETH(イーサリアム)、上昇に力強さも
続いてETH/JPY日足チャート分析です。
2日(金)から週末にかけて、ETHはBTCよりも上昇に力強さがありました。27万円のレジスタンスに阻まれていますが、かなり距離が近くなっています。ここ数日間、26万円台半ばのSMA30よりも上の位置で推移しています。MACDも0.00ラインからしっかりと浮上しています。今週、順張りトレードを検討するならETHのほうがよいかもしれません。
最初のエントリーポイントは、トレンドラインが引ける暫定26万円付近からとなりそうです。この付近から買いトレードで入っていくとよいのではないでしょうか。
また4時間足のSMA90でしっかりとサポートされているので、テクニカル的に条件が整っています。クラスターポイントと捉えて買えるポイントだと思います。
ターゲットは直近高値の27万円超です。ここを突破した場合、年初来高値の28万円台が視野に入ってきます。この付近を第2ターゲットとしてスイングトレードを検討するのもよいのではないでしょうか。
今週もBTC、ETHについては買い目線を維持しつつ、そろそろ年初来高値をうかがう展開をイメージしています。