・S&P500は2022年10月にボトムをつけてから17%上がってきたが、機関投資家は懐疑的に見ている人が多い。現金比率も歴史的に見て多い状況にあり、この上昇ラリーに乗れていない投資家が多いのではないか。

・4月最終週から5月1週目にピークを迎える米国第1四半期の決算発表は、じわじわと業績の下方修正が起きているが、マーケットは織り込み済みだと思われる。この決算発表によって、S&P500のボトムが本当に第1四半期につけたのかが見え、マーケットの方向性はよりクリアになるだろう。

・現在のマクロ環境は、マーケットは弱いと判断するのが常識的な判断。しかし、投資家の現金比率が非常に高いレベルにあることと、決算発表が恐れていたほど悪くないという結果になれば、前向きに検討できる状況にあるとも言えるのではないか。

・投資家のセンチメントも歴史的に見て非常に弱く、アップサイドの可能性は高いのではないか。