・米GDP前期比季節調整済年率のデータによると、2023年第2四半期のみマイナス数値で現在のリセッション予想はあまり大きくない。利上げが進む中で、この程度の軽微なもので済むのか注意が必要だ。

・景気先行指数の低下はGDPの今後の下落を示唆している可能性が高いため、GDPの下方修正にも留意しておきたい。

・アナリストの見通しは非常に楽観的だが、ここからアナリストレーティングが下がってくると、全体としてリセッションを数字として織り込みにいくとの想定も可能。

・「2023年前半にリセッションを織り込み、後半に戻ってくる」と決め込むのはまだ難しい状況のため、株式に加えて、債券投資が肝になってくるのではないか。