・米国の6月のCPI(消費者物価指数)は市場予想(8.8%)よりも高い(9.1%)という結果だったが、マーケットはこれまでのようには下落しなくなっている。S&P500は7月に入り1.2%上昇、ナスダック100は3.25%上昇している。

・アップルが2023年一部の部門で採用と支出のペースを落とす計画を発表したことにより、一時的にマーケットを押し下げた。しかし、あくまで経営を慎重に進めるアップルの戦略の一環であり、投資対象としての魅力は変わらないと考えられる。

・年初からアメリカのマーケットはグロースが売られてバリューが買われる展開だったが、ここ1ヶ月はグロース銘柄がバリュー銘柄をアウトパフォームしている。
ただし、ファンダメンタルズを考慮すると、来年の第1四半期になると、グロースの伸びがバリューの伸びを超えてくると予想。

・米国株市場、ポジティブな4つの動きを動画でも解説しました。
7月11日付のレポート: 岡元兵八郎の米国株マスターへの道の「米国株式市場にとって4つのポジティブな話題」も合わせてご覧ください。