【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 35,405.24  △273.38 (2/1)
NASDAQ: 14,346.00  △106.12 (2/1)

1.概況

米国市場は景気敏感株に買いが入り3日続伸となりました。19ドル高でスタートしたダウ平均は取引終盤まで前日終値を挟んで揉み合う展開が続きましたが、引けにかけて買いが優勢となり上げ幅を大きく広げると結局273ドル高の35,405ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も106ポイント高の14,346ポイントとなっています。

2.経済指標等

1月の米ISM製造業景況感指数は57.6と前月から低下しましたが市場予想を上回りました。一方で2021年12月の米建設支出は前月比0.2%増に止まり市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち8業種が上げ、エネルギーが3%を超える上昇となったほか、素材と金融、資本財・サービス、コミュニケーション・サービスも1%以上上げています。一方で公益事業と不動産、生活必需品の3業種が下げ、公益事業は1%を上回る下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄では景気敏感株に買いが入るなかボーイング(BA)が4%高となり上昇率トップとなったほか、ダウ(DOW)も3%を超える上昇となりました。また、ビザ(V)とゴールドマン・サックス(GS)、シェブロン(CVX)、アメリカン・エキスプレス(AXP)も2%以上上げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、エクソンモービル(XOM)が決算で1株利益が市場予想を上回ったことで6%を超える上昇となっています。物流大手のUPS(UPS)も決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで14%余り上げました。さらに取引終了後に決算を発表したグーグルの持ち株会社であるアルファベット(GOOGL)は売上高と1株利益が市場予想を上回ったことから時間外で大きく上げています。同じく取引終了後に決算を発表した半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も売上高と1株利益が市場予想を上回ったことなどから時間外で一段高となっています。一方でAT&T(T)が傘下のワーナーメディアを分離するのに伴い1株当たりの年間配当を減額すると発表したことで4%以上下げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.02%高い1.79%となりました。ドル円は114円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が朝方の買い一巡後にさらに上値を伸ばすような展開となるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)