皆様はどんなお正月を過ごされたでしょうか？
今年はカレンダー通りですとお正月休みが例年より短めになってしまいましたから、慌ただしく終わってしまったという方も多いかもしれませんね。
さて、今年はどんな年になるでしょう。明るい話題の多い年になってほしいものです。
「明るい話題」と書きましたが、物事には自分で呼び寄せられるもの、人の努力によって変わるものと、どうにも変えられないものがあるのは事実です。では何をしても仕方がない、それが運命、というものでしょうか。
年末に「無理をして頑張り過ぎないで！」というメッセージを書きました。（http://lounge.monex.co.jp/column/money/2009/12/21.html）
それはけっして、すべての努力を放棄しましょう、ということではありません。自分のペースで、自分にできる範囲の努力をしてこそ、満足が伴い、他人と比較してではない「自分なりの幸せ」を得られるものだと思うのです。
投資や運用においてはその成果は、かなりの部分で相場環境に左右されるものです。つまり個人の努力を超えてしまう「流れ」というものは否応なくあります。一生懸命向かい合っても、必ずしも上手くいくものではありません。でも、それがイヤで「何もしない・考えない」という道を選んでしまうと得られるものは何もないですよね。
多くの物事はその見方、考え方次第で異なる側面を見せてくれることがあると思いませんか。
投資の失敗は事実としては「負け」「損失」かもしれませんが、何をすれば損失を限定できるのか・・・たとえば注文方法の工夫など・・・を学ぶという経験をしたのだと考えれば、「次」に活かせるものですよね。
相場が「悪い」と思われるときは、これから「上向く」のだと考えれば新たな投資の好機となりうるわけです。
こうしたことは日々の生活の中で向き合う様々なことにも言えるでしょう。人間は経験を積むことで、学んでいくことができる動物だと思います。
「厳しいとき」「大変なとき」と向き合ってもネガティブにだけ考えないで、経験から得られる知恵や知識を工夫することで、「次」のステップアップにつなげられるような、そんな生き方をしていきたいものですね。
もちろん無理をしない範囲で、ですが・・・。
今年がどんな1年になるかは、気持ちの持ち方次第、向き合い方次第の部分も多いかもしれません。「自分の幸せ」（自分のお金、自分の生活などなど・・・）は自分でコントロールしていきたいものですよね。
まずは自分でプランをたてる、という前向きなスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
廣澤 知子
ファイナンシャル・プランナー
