季節は既に変わり始めているのでしょうか?昨日の東京は文字通りの猛暑でしたが、今日はちょっとストンと気温が下がった気がします。蝉の声が今朝から急に聞こえなくなったとの、家族からの連絡もありました。先週末の土曜日は立秋。夏の盛りのようで、既に秋がそこまで来ているのでしょう。
古今集、凡河内躬恒が立秋の前日に詠んだ歌は「夏と秋と行きかふ空のかよひぢはかたへすずしき風や吹くらむ」です。夏が往き秋が来る空の道では、片側(秋側)には涼しい風が吹いているだろう。
今年の私の夏は、ニューヨークに1週間行って帰って来たら蝉の声に溢れていて、その後の2週間の自己検疫を終えたら蝉の声が止み始めたという、とっても短い限定的な夏になってしまいました。コロナ状況のせいもあり、今年は浴衣も一度も着ていません。いかんなぁ。季節外れな気もするけれど、この週末は浴衣で過ごして、夏の最後を感じようかなっと!