東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は大幅反発となりました。日経平均は453円高の29,419円で寄り付くと取引開始から30分余りで720円高の29,686円まで上昇した後10時過ぎに573円高の29,539円まで上げ幅を縮めましたが、節目の29,500円を割ることなく切り返すと655円高の29,621円で前場を終えました。621円高の29,587円でスタートした後場の日経平均は12時40分過ぎに570円高の29,536円まで上げ幅を縮めました。しかし、引けにかけて上げ幅を広げると大引け間際に714円高の29,680円まで上昇し結局697円高の29,663円で取引を終えています。こうしたなか新興市場も堅調で東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均が揃って上昇となっています。

2.個別銘柄等

先週末の米国市場でハイテク株に買い戻しが入り半導体株が堅調となるなか日本市場でも半導体関連株が買われました。東京エレクトロン(8035)が2.1%高、SCREENホールディングス(7735)が3.5%高、アドバンテスト(6857)が4.2%高、レーザーテック(6920)が3.2%高、SUMCO(3436)が2.6%高となりました。電子部品関連も高く村田製作所(6981)が4.4%高、日本電産(6594)が3.1%高、アルプスアルパイン(6770)が3.3%高となっています。ソフトバンクグループ(9984)も先週末の米国市場でナスダック総合株価指数が反発したことで5.5%高となり日経平均を1銘柄で117円近く押し上げています。

また、伊藤忠商事(8001)も3.9%高となりました。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイ(BRK)の保有額上位15銘柄に日本企業として初めて入ったことが材料視されました。マツモトキヨシホールディングス(3088)も14.1%高となりました。ココカラファイン(3098)と検討中の経営統合に関し最終合意したと発表したことが好感されました。ココカラファインも9.5%高となっています。スシローグローバルホールディングス(3563)も6.6%高となりました。吉野家ホールディングス(9861)から京樽を買収すると発表したことでテークアウト需要を取り込むことによる業績拡大を期待した買いが優勢となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は697円高となりました。先週末の米国市場で長期金利の上昇一服を受けてハイテク株に買い戻しが入りナスダック総合株価指数が反発するなか先週末に大幅安となった反動で大幅高となりました。その結果、先週末に割り込んだ25日移動平均線(29,216円)を大きく超えて節目の29,500円も上回りました。そのため先週末に高まった下値不安も一旦は大きく後退しています。こうしたなか27日に米下院が1.9兆ドルの新型コロナウイルス対策法案を民主党単独で可決したこともあってまずは今晩の米国で長期金利がどのような反応をみせるかがポイントとなりそうです。なお、日本時間の2日午前0時には2月の米ISM製造業景況感指数が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)