7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。こうしたなか16日の投資のヒントでは期待を大きく上回る増益を確保した銘柄を取り上げましたが、今回は減益ながら期待を上回った銘柄を取り上げてみました。

具体的には減益となったもののコンセンサス予想を1割以上上回った銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしています。例えば武田薬品工業(4502)の営業利益は5割近い減益となりましたが、コンセンサス予想は3割近く上回っています。また、営業減益ながらコンセンサス予想を2割以上上回ったミネベアミツミ(6479)では通期の営業利益の上方修正に踏み切っています。