【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 30,223.89  ▼382.59 (1/4)
NASDAQ: 12,698.45  ▼189.84 (1/4)

1.概況

米国市場は新型コロナウイルスの感染拡大が重石となったほか、ジョージア州の上院決選投票を前に持ち高調整や利益確定の売りが出て3日ぶりに反落となりました。ダウ平均は20ドル高でスタートすると直後に67ドル高まで上昇しましたが、買いが続かず直ぐにマイナスに転じると大きく下げ幅を広げる展開となり昼過ぎには724ドル安まで下落しました。その後持ち直したダウ平均ですが上値は重く結局382ドル安の30,223ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も189ポイント安の12,698ポイントとなっています。

2.経済指標等

2020年11月の米建設支出は前月比0.9%増に止まり市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーを除く10業種が下げました。そのなかでも不動産が3%を超える下落となったほか、公益事業と資本財・サービスも2%以上下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中24銘柄が下げました。そのなかでも投資判断の引き下げを嫌気してボーイング(BA)が5%以上下落したほか、コカ・コーラ(KO)も投資判断の引き下げを受けて4%近く下げています。また、トラベラーズ(TRV)も3%を超える下落となりました。一方でウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)が4%近く上げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、電気自動車のテスラ(TSLA)が2020年10-12月期の販売台数が四半期ベースで過去最高となり市場予想も上回ったことで3%以上上昇し上場来高値を連日で更新しています。バイオ製薬のモデルナ(MRNA)も新型コロナワクチンの想定供給量を従来の5億回から6億回分に上方修正したことで7%近く上げています。さらに新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかビデオ会議のズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)も買われ6%以上上げています。 

5.為替・金利等

長期金利は変わらずの0.91%となりました。ドル円は103円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の27,000円を前に底堅さをみせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)