4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終了しましたが、5月に入って決算を発表した銘柄でも決算発表から1カ月程度が経過したこともありアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は5月11日の取引時間中に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に3社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが多かったのが旭化成(3407)で、決算発表当日の株価は3%以上下げたものの5社が決算発表後に目標株価を引き上げています。また、JXTGホールディングス(5020)でも4社が目標株価を引き上げたほか、大成建設(1801)や長谷工コーポレーション(1808)、王子ホールディングス(3861)、SUBARU(7270)、東京急行電鉄(9005)、セイノーホールディングス(9076)では3社が目標株価を引き上げています。