東京市場まとめ

1.概況

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇しました。日経平均は160円高の23,193円で寄り付くと取引開始から30分弱で210円高の23,242円まで上昇しましたが、11時20分過ぎに101円高の23,134円まで上げ幅を縮めると119円高で前場を終えました。147円高でスタートした後場の日経平均は12時50分前に182円高の23,215円まで上昇した後13時20分過ぎに134円高の23,167円まで上げ幅を縮めましたが、大引けの5分前に217円高の23,250円まで上昇し本日の高値を付けると結局202円高の23,235円で取引を終えています。

こうしたなか新興市場はまちまちで東証マザーズ指数が下落となった一方で、日経ジャスダック平均は上昇となっています。

2.個別銘柄等

投資判断や目標株価の引き上げを受けて大手海運株が大きく上げました。日本郵船(9101)が5.2%高、商船三井(9104)が9.4%高、川崎汽船(9107)が7.7%高となっています。また、ルネサスエレクトロニクス(6723)が投資判断と目標株価の引き上げを受けて7.5%高となったうえ、ローム(6963)も目標株価の引き上げを受けて5.2%高となりました。楽天(4755)も投資判断と目標株価の引き上げを受け7.8%高となり年初来高値を更新しました。さらにファナック(6954)は7月の機械受注統計で設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需の受注額が前月比6.3%増となり市場予想を上回ったことで一時3.8%高まで上昇し年初来高値を更新しました。引けは2.6%高となっています。

一方で4-6月期の決算発表を9月末に再延期すると発表したレオパレス21(8848)が8月の賃貸物件の入居率が過去最低の水準となったこともあって6.3%安となりました。博報堂DYホールディングス(2433)も一時4.1%安まで下落する場面がありました。傘下主要3広告会社の8月の月次売上高が大幅減となったことが嫌気されました。引けは2.0%安となっています。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は202円高となりました。昨日の米国市場が主力ハイテク株に押し目買いが入り反発したことで上昇となりました。しかし、昨日の下げを全て取り戻すことはできませんでした。昨日のナスダック総合株価指数は2.7%高と大きく反発したもののサポートとなってきた25日移動平均線を下回ったままということもあって主力ハイテク株の動向をもう少し見極めたいということなのかもしれません。今晩の米国市場での主力ハイテク株の動向が引き続き注目されます。

なお、日本時間の20時45分には欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表されるほか、21時30分には米新規失業保険申請件数の発表が予定されています。また、明日は3カ月に一度のメジャーSQです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)