2017年度の取引も本日で終わりとなりました。そこで2017年度を振り返ってみると昨年4月に地政学リスクの高まりなどを受けて18,000円台まで下落した日経平均はその後20,000円の大台を回復したものの20,000円近辺で上値の重い展開が続きました。しかし、中間期の好決算や衆議院選挙での与党の圧勝などで水準を切り上げた日経平均は今年の1月に24,000円台まで上昇しましたが、米国の長期金利上昇などをきっかけに2月以降は調整局面となっています。

こうしたなか今回は2017年度に頑張った銘柄を取り上げてみました。TOPIX500採用銘柄を対象に2017年度のパフォーマンスを検証し、上昇率トップ30銘柄をピックアップしています。そのなかで最も健闘したのが資生堂(4911)で、業績の急回復を受けてこの1年で株価は2.3倍となっています。また、ダイフク(6383)や昭和電工(4004)、コーセー(4922)、安川電機(6506)などでも株価が2倍以上となっています。