東京市場まとめ

1.概況

本日の日本市場は小幅に下落となりました。50円安の23,089円で寄り付き10時10分過ぎに91円安の23,047円まで下落した日経平均は下げ渋ると持ち直し11時過ぎに66円高の23,206円まで上昇しましたが、買いが続かず上げ幅を縮めると6円高の23,145円で前場を終えました。後場は下落に転じてスタートすると12時40分前に61円安の23,078円まで売られましたが、持ち直すと14時50分過ぎに27円高まで上昇するなど引けにかけてプラスとなる場面もありました。しかし、引けで下落に転じ結局1円安の23,138円とほぼ横ばいで取引を終えています。

こうしたなか新興市場は堅調で東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均が揃って上昇となっています。また、商いは低調で東証1部の売買代金は1兆8612億円と2兆円を割り込んでいます。

2.個別銘柄等

国内大手証券が目標株価を引き上げたことで任天堂(7974)が3.3%高となり年初来高値を更新しました。また、ドラッグストア大手のツルハホールディングス(3391)が2.4%高となりました。8月の既存店売上高が前年同月比4.8%増となったことが好感されました。さらに大手商社が引き続き買われました。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK)が子会社を通じて日本の大手商社株をそれぞれ5%余り保有していると伝わり昨日に大幅高となりましたが本日も買いが続き、三菱商事(8058)が3.1%高となったほか、三井物産(8031)も2.0%高となりました。

一方で投資判断や目標株価の引き下げを受けてニコン(7731)やキヤノン(7751)が売られました。ニコンは外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げたことで3.2%安となり、キヤノンは国内大手証券が目標株価を引き下げたことで4.1%安となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は1円安とわずかに下落となりました。昨日の米国市場でダウ平均が220ドルを超える下落となったこともあって売りが優勢となりました。ただ、下値は限定的で節目の23,000円を割り込むこともなく、ほぼ横ばいで取引を終えるなど底堅さをみせたことで明日以降の展開に期待が膨らみますが、重要指標の発表が相次ぐなかで25日の高値(23,296円)を上回ってさらに上値を追うような展開がみられるかが引き続きポイントとなりそうです。なお、本日は日本時間の23時に8月の米ISM製造業景況感指数が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)