【日本株式市場】

1.概況

本日の日経平均は米国株安と円高を受けて続落となりました。日経平均は255円安の22,495円で寄り付くと取引開始3分後に322円安の22,429円まで下落しましたが、朝方の売りが一巡すると持ち直し122円安の22,629円で前場を終えました。後場は82円安の22,669円でスタートするとさらに下げ幅を縮め13時50分過ぎに10円安の22,741円まで持ち直しました。戻し切れずその後も小幅安で推移した日経平均は結局35円安の22,715円で取引を終えています。一方でTOPIXは3ポイント高の1,576ポイントと小幅に反発しています。また、新興市場もまちまちで東証マザーズ指数は続落となったものの、日経ジャスダック平均は4日続伸となっています。

2.個別銘柄等

小野薬品工業(4528)が3.4%高となりました。小野薬品工業が骨粗しょう症治療として開発を進めながら2012年に開発を中止した「ONO5334」という薬が新型コロナウイルスの治療に有望と米国のチームが英科学誌ネイチャーに発表したと伝わったことで注目を集めました。また、ネットワンシステムズ(7518)が9.5%高と急伸しました。連休前の22日の取引終了後に発表した決算発表で第1四半期の営業利益が前年同期比で5割を超す大幅な増益となったことが好感されました。一方でネット広告代理店のサイバーエージェント(4751)が7.1%安となりました。9か月間の第3四半期累計の営業利益は前年同期比2割余りの増益となりましたが、4-6月期の3カ月間でみると営業利益が1割強の減益だったことが嫌気されました。さらに先週末の米国市場でインテル(INTC)が最先端半導体の発売の遅れを発表し急落したことを受けて日本市場ではICパッケージを手掛けるイビデン(4062)と新光電気工業(6967)が売られました。イビデンが6.1%安、新光電気工業が4.8%安となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】


本日の日経平均は日本市場が休場中の米国市場でダウ平均が3日間トータルで370ドル安となったことや円高が進んだことで続落となりました。しかし、一時320円以上下げ25日移動平均線(22,522円)や節目の22,500円を割り込む場面もありましたが、下げ幅を大きく縮めると引けは35円安に止まりました。底堅さをみせたことで節目の23,000円や6月に付けた戻り高値(23,178円)を試すような今後の展開に期待を残したといえそうです。こうしたなか今週は重要イベントが目白押しです。米FOMCや4-6月期の米GDP速報値、7月の中国PMIの発表に加え、米国ではフェイスブック(FB)やアップル(AAPL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、グーグルの持ち株会社であるアルファベット(GOOGL)などが決算を発表する予定です。また、日本でも信越化学工業(4063)やファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、コマツ(6301)、日立(6501)、パナソニック(6752)、村田製作所(6981)、三井物産(8031)など数多くの企業が決算発表を予定しています。