ウェルズ・ファーゴ(ティッカーシンボル:WFC)は7月14日(火)寄付き前に決算発表します。
4月に発表された同行の第1四半期決算は悪かったです。
もう少し詳細にその内容を見ると貸倒引当金積み増しは31億ドル、一株利益(EPS)にして56セントでした。有価証券評価損は9.5億ドル、一株利益(EPS)にして17セントでした。さらにシリーズK優先株の償還が一株利益(EPS)を8セント減らす効果がありました。
純利益は6.53億ドルでした。前年同期の純利益は58.6億ドルでした。
純金利収入は113億ドルでした。これは2019年第4四半期より1.12億ドル多かったです。
非金利収入は64億ドルでした。これは2019年第4四半期より23億ドル減少しました。カードフィーは8.92億ドルでした。これは2019年第4四半期より1.28億ドル少なかったです。これは季節要因に加えて新型コロナウイルスが個人消費に与えた影響によります。
純金利マージンは2.58%でした。これは2019年第4四半期より5ベーシスポイント高かったです。
非金利費用は130億ドルでした。これは2019年第4四半期より26億ドル少なかったです。
エフィシェンシー・レシオは73.6%でした。前年同期は64.4%でした。
損金計上額は9.09億ドルでした。前年同期に比べ1.4億ドル増加しました。内訳として商業、工業向け融資の損金が3.33億ドルでした。原油価格下落でシェール企業への貸付内容が悪化しました。2019年第4四半期は1.68億ドルでした。クレジットカードの損金は3.77億ドルでした。クレカ・ネットチャージオフ比率は3.81%でした。2019年第4四半期は3.5億ドルでした。
損金計上比率は0.38%でした。前年同期は0.30%でした。商業向けは0.25%、消費者向けは0.53%でした。
支払い遅延ローン残高は64億ドルでした。前年同期は56億ドルでした。
支払い遅延ローン比率は0.63%でした。前年同期は0.59%でした。
平均融資残高は9,650億ドルでした。これは第4四半期より150億ドル(+2%)増えました。平均融資イールドは4.2%でした。期末の融資残高は1兆ドルでした。これは第4四半期末より476億ドル増えました。
商業不動産向け貸付は1,228億ドルです。そのうちオフィスビルが28%、アパートが15%、倉庫が13%、小売が11%、ショッピングモールが9%、ホテルが9%などとなっています。
石油・天然ガス業界向け融資残高は143億ドルです。そのうち川上部門は47%です。小売業への融資残高は278億ドルです。そのうち21%がレストラン、18%が百貨店、17%が専門店、14%が食料品店、12%が園芸・建材などとなっています。
平均預金残高は1.34兆ドルでした。前年同期は1.26兆ドルでした。平均預金コストは0.52%でした。前年同期は0.65%でした。
総資産利益率(ROA)は0.13%でした。前年同期は1.26%でした。
株主資本利益率(ROE)は0.10%でした。前年同期は12.71%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は0.12%でした。前年同期は15.16%でした。
普通株式等ティアワン比率(CET1 capital ratio)は10.7%でした。前年同期は 11.9%でした。
一株当たり有形簿価は32.9ドルでした。前年同期は32.74ドルでした。
■ゴールドマン・サックス(GS)
ゴールドマン・サックス(ティッカーシンボル:GS)は7月15日(水)寄付き前に決算発表します。
4月に発表された同行の第1四半期決算はまちまちでした。
その内容をもう少し詳細に見ると、投資銀行部門売上高は前年同期比+25%の21.84億ドルでした。
うちM&Aフィーは前年同期比-11%の7.81億ドルでした。
株式引受けフィーは前年同期比+44%の3.78億ドルでした。
債券引受けフィーは前年同期比+21%の5.83億ドルでした。
グローバルマーケッツ売上高は+28%の51.63億ドルでした。
うち債券部取次売上高は+36%の25.37億ドルでした。債券部ファイナンシングは+18%の4.32億ドルでした。
株式部取次売上高は+32%の15.28億ドルでした。株式ファイナンシングは+4%の6.66億ドルでした。
営業費用は64.58億ドル、前年比+10%でした。
エフィシェンシー・レシオは74%でした。前年同期は67%でした。
地域別では、米州売上高は51.71億ドル(全体の59%)でした。前年同期は52.4億ドルでした。
欧州中東アフリカは21.08億ドル(全体の24%)でした。前年同期は24.59億ドルでした。
アジアは14.64億ドル(全体の17%)でした。前年同期は11.03億ドルでした。
株主資本利益率(ROE)は5.7%でした。
有形自己資本利益率(ROTCE)は6.0%でした。
普通株式等ティアワン比率(CET1 capital ratio)は12.5%でした。前年同期は13.7%でした。
一株当たり有形簿価は214.69ドルでした。
■ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)