52週MAを6週連続上回る

ユーロ/米ドルは先週まで6週連続で足元1.105米ドル程度の52週MA(移動平均線)を上回った(図表参照)。経験的には、このように52週MAを1ヶ月以上といった具合に「長く」上回る動きは、一時的ではない可能性が高い。ユーロ/米ドルは、3月の1.06米ドルで底を打ち、上昇トレンドが展開している可能性が高くなってきた。

【図表】ユーロ/米ドルと52週MA(2000年~)
出所:リフィニティブ社データをもとにマネックス証券が作成

ちなみに、前回のユーロ/米ドルの上昇トレンドは2017~2018年にかけて展開した。その中では、52週MAを最大で1割程度上回るユーロ高・米ドル安となった。上述のように、足元の52週MAは1.10米ドル程度なので、それを1割上回る動きに向かうなら、ユーロ高・米ドル安は1.2米ドルを目指す計算になる。

ただ、CFTC統計の投機筋のユーロ・ポジションはすでにかなり大幅な買い越しとなっている。ユーロ「買われ過ぎ」をどこまで拡大できるかが、今後のユーロ高を考える上での鍵になりそうだ。