ポンドドル (1.1294〜1.3300)4月2日〜4月8日まで

アナリシス:

皆さま、こんにちは! WHOは2日、新型コロナウイルスの感染者数は今後数日間、世界で100万人に達し、死者も5万人に増える見通しと発表しました。

フランスの死者数も中国を上回り、未だに収束の目処は立っていません。

米国でもニューヨーク州の死者数が約2,000人となり、4月末に感染拡大のピークを迎えるとのデータも出ています。日本の感染者数も日に日に増加。東京でロックダウンが行われるかどうか注目されています。

また、英ジョンソン首相も新型コロナウイルスに感染し、依然として予断を許さない状況です。

このような中で、今週の原油価格は市場最安値を付けるなど、波乱の相場となっています。ここ3〜4日だけを見れば為替相場は膠着状態。ダウも今週に入ってじわじわと下がってきており、さらなる株安に転じるのか動向が気になります。

欧州の死者数も3万人を越え、英政府はコロナウイルス感染拡大防止として国内の封鎖措置を講じました。ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の予備調査によると、国民が引き続きこの措置に従えば、感染拡大のペースは間もなく鈍化することが明らかになっています。

ポンドドルは3月に一時最安値を更新する場面もありましたが、その後は買い戻しもあり、1.22〜1.24台を推移しています。

米国の2兆2千ドルの景気刺激対策では、新型コロナウイルスによる経済的打撃が回避できない見方も出ています。リーマンショック時のような半年にわたる継続的な株価下落が懸念される状況です。為替相場でも急落の恐れがありますので、こうした動きには注意したいところです。

向こう1週間の重要指標です。

4月3日(金)

21:30 米・雇用統計 23:00 米・ISM非製造業景況指数

4月7日(火)

13:30 豪・豪準備銀行政策金利発表

4月8日(水)

27:00 米・FOMC議事要旨

それでは、月足チャートです。

【図表1】英ポンド/米ドル(月足)
出所:筆者作成

トレンドレス下段。3月は長い下ヒゲを付けました。

続いて、週足チャートです。

【図表2】英ポンド/米ドル(週足)
出所:筆者作成

トレンドレス下段。ここからMA付近まで上昇するのか、それとも下落するのか難しい場面です。

日足チャートです。

【図表3】英ポンド/米ドル(日足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段。方向としては上目線。

次に4時間足です。

【図表4】英ポンド/米ドル(4時間足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段。かなりバンドがスクイーズしています。どちらかにブレイクするか見極める場面です。

上記の分析からエントリーポイントとして、

予想レンジ:1.1294〜1.3300

買いをするなら
・1.2280~90で4時間足トレンドレス下段からの逆張りエントリー
・1.2476を上にブレイクしたら短期足を使って順張りエントリー。
・1.1930付近で4時間足トレンドレス下段からの逆張りエントリー。

売りをするなら
・1.2480近辺で4時間足トレンドレス上段からの逆張りエントリー。
・1.2240を下に割ったら短期足を使って順張りエントリー。
・1.1448を下に割ったら短期足を使って順張りエントリー。