国内でアクティビストの代表格として知られる村上ファンド、そのトップの村上世彰氏が関わる対決が27日に迫っています。その舞台は東芝機械(6104)の臨時株主総会。村上氏が関わるファンドが1月に同社へTOBを開始。会社取締役会はTOB対抗のため、27日に臨時株主総会を実施し、買収防衛策を導入しようとしています。

ファンド側は買収防衛策に反対しており、買収防衛策が成立するか注目が集まっています。東芝の子会社だった同社は東芝の経営危機に伴い、東芝傘下を離れました。安定株主を失い、ファンドと対峙することとなった東芝機械。ファンド側の主張する会社資産を効率的に活かす経営か、会社側が主張するファンドは短期的な利益だけを求めているという主張か、株主の判断はどちらに下るのでしょうか。