このレポートのまとめ

1.ゼネラル・モーターズは2月5日(水)寄付き前に決算発表する
2.メルクは2月5日(水)寄付き前に決算発表する
3.スポティファイ・テクノロジーは2月5日(水)寄付き前に決算発表する
4.トゥイリオは2月5日(水)引け後に決算発表する
5.フィリップ・モリス・インターナショナルは2月6日(木)寄付き前に決算発表する
6.タペストリーは2月6日(木)寄付き前に決算発表する
7.ツイッターは2月6日(木)寄付き前に決算発表する
8.ウーバー・テクノロジーズは2月6日(木)引け後に決算発表する

■ゼネラル・モーターズ(GM)

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(ティッカーシンボル:GM)は2月5日(水)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1セント、売上高が315.3億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.38ドルに対し1.72ドル、売上高が予想352.1億ドルに対し355億ドル、売上高成長率は前年同期比-0.8%でした。

ストライキが第3四半期に与えた影響は2週間、1株当たり利益に換算して52セントでした。

ディーラーから顧客へのデリバリーは+6%の73.9万台でした。ピックアップトラックのニュー・モデルが出たこと、クロスオーバー(+29%)のフレッシュなラインナップが寄与しました。

中国のデリバリーは-11%でした。これは他社より悪いパフォーマンスでした。

2019年の一株利益(EPS)は予想5.92ドルに対し新ガイダンス4.50~4.80ドルが提示されました。

ゼネラル・モーターズ(GM)日足チャート
出所:トレードステーション

■メルク(MRK)

グローバル・ヘルスケア企業のメルク(ティッカーシンボル:MRK)は2月5日(水)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.15ドル、売上高が117.1億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.23ドルに対し1.51ドル、売上高が予想115.9億ドルに対し124億ドル、売上高成長率は前年同期比+14.9%でした。

キイトルーダは前年同期比+62%の31億ドルでした。

ヒューマン・ヘルス・ワクチン売上高は+17%の25億ドルでした。

2019年の一株利益(EPS)は予想4.97ドルに対し新ガイダンス5.12~5.17ドルが売上高は予想458.8億ドルに対し新ガイダンス465~470億ドルが提示されました。

メルク(MRK)日足チャート
出所:トレードステーション

■スポティファイ・テクノロジー(SPOT)

音楽配信サービス大手のスポティファイ・テクノロジー(ティッカーシンボル:SPOT)は2月5日(水)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が-0.36ユーロ、売上高が18.9億ユーロです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想-0.29ユーロに対し0.65ユーロ、売上高が予想17.2億ユーロに対し17.3億ユーロ、売上高成長率は前年同期比+28.0%でした。

月次アクティブユーザーは+30%の2.48億人でした。これはガイダンスの2.45億人を上回りました。

プレミアム・サブスクライバーは+31%の1.13億人でした。

グロスマージンは25.5%でした。前年同期は25.3%でした。

フリー・キャッシュフローは4,800万ユーロでした。前年同期は3,300万ユーロでした。

バリー・マッカーシーCFOがリタイアしポール・ボーゲルに代わります。

第4四半期売上高予想18.9億ユーロに対し新ガイダンス17.4~19.4億ユーロが提示されました。

ライセンシング交渉では特に変化はありませんでした。他の企業に比べればスケール・アドバンテージがあります。広告ビジネスは若干マージン・プレッシャーがありました。これは同社がグーグル・プラットフォームから自社プラットフォームに移行した際の手際が悪かったからです。

スポティファイ・テクノロジー(SPOT)日足チャート
出所:トレードステーション

■トゥイリオ(TWLO)

クラウド通信サービスのトゥイリオ(ティッカーシンボル:TWLO)は2月5日(水)引け後に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1セント、売上高が3.13億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1セントに対し3セント、売上高が予想2.88億ドルに対し2.95億ドル、売上高成長率は前年同期比+74.6%でした。

ベース・レベニューは+79%の2.76億ドルでした。

アクティブ口座数は17.2万口座でした。前年同期は6.1万口座でした。

ダラー・ベースト・ネット・エクスパンション・レートは132%でした。前年同期は145%でした。

営業キャッシュフローは202万ドルでした。

第4四半期の一株利益(EPS)は予想7セントに対し新ガイダンス1~2セントが、売上高は予想3.21億ドルに対し新ガイダンス3.11~3.14億ドルが提示されました。

請求システムのオーダーフォームにバグがあり過剰請求した顧客に返金しました。この問題があった後で第4四半期のガイダンスを保守的にする決断をしました。

トゥイリオ(TWLO)日足チャート
出所:トレードステーション

■フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)

たばこ製品を製造販売するフィリップ・モリス・インターナショナル(ティッカーシンボル:PM)は2月6日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が1.21ドル、売上高が76.6億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想1.36ドルに対し1.43ドル、売上高が予想76.5億ドルに対し76.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+1.8%でした。為替要因を除くと+7.0%でした。

シガレット出荷量は-5.9%でした。内訳は下の通りです:
EU 472.4億ユニット -2.0%
東欧 273.8億ユニット -8.1%
中東アフリカ 369.9億ユニット -1.1%
東南アジア 423.6億ユニット -7.6%
東アジア・オーストラリア 126.9億ユニット -10.5%
南米 168.5憶ユニット -14.1%

ブランド別出荷内訳(抜粋)は下の通りです:
マールボロ 688.6億ユニット -0.4%
L&M 244.3億ユニット +0.4%
チェスターフィールド 150億ユニット -5.2%
フィリップモリス 132.8億ユニット -1.7%
パーラメント 104.1億ユニット -10.2%

加熱式タバコ出荷量は+84.8%でした。内訳は下の通りです:
EU 34.7億ユニット +100%
東欧 38.6億ユニット +100%
中東アフリカ 5.9億ユニット -49%
東アジア・オーストラリア 79.8億ユニット +74.3%
南米 8900万ユニット +100%

アイコス(IQOS)が販売されている市場でのアイコス市場占有率は5.1%でした。

2019年度の一株利益(EPS)は予想5.21ドルに対しこれまでのガイダンス5.14ドルが堅持されました。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)日足チャート
出所:トレードステーション

■タペストリー(TPR)

コーチなどの高級皮革製品メーカーであるタペストリー(ティッカーシンボル:TPR)は2月6日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が99セント、売上高が18.1億ドルです。

ちなみに11月に発表された同社の第1四半期(9月期)決算は一株利益(EPS)が予想37セントに対し40セント、売上高が予想13.8億ドルに対し13.6億ドル、売上高成長率は前年同期比-1.7%でした。

在庫は8.8億ドルです。前年同期は8.21億ドルでした。

Non-GAAPグロスマージンは67.6%でした。前年同期は67.8%でした。

コーチの既存店売上比較は+1%でした。ケイトスペードは-16%でした。

第2四半期(12月期)の一株利益(EPS)は予想1.09ドルに対し新ガイダンス95セント~1.00ドルが提示されました。

2020年度の売上高は予想+1.9%に対し新ガイダンス「1桁台の下の方」が、一株利益(EPS)は予想2.55ドルに対し2.57ドルが提示されました。

タペストリー(TPR)日足チャート
出所:トレードステーション

■ツイッター(TWTR)

インターネットサービスのツイッター(ティッカーシンボル:TWTR)は2月6日(木)寄付き前に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が27セント、売上高が9.94億ドルです。

ちなみに10月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想20セントに対し14セント、売上高が予想8.75億ドルに対し8.24億ドル、売上高成長率は前年同期比+8.7%でした。

売上高が予想を下回った理由はモバイル・アプリ・プロモーション(MAP)にバグがありターゲット広告を有効に表示できなかったこと、広告パートナーとの間でパフォーマンス計測データを上手くシェアできなかったことによります。

なおMAPはダイレクト・レスポンス広告などに使われますがツイッターにとって必ずしも最も強い商品ではありません。

加えて一部のパーソナライゼーションならびにデータ・セッティングが設計通り作動してないことも発見されました。これらの原因により第3四半期売上高成長率が+3%分、失われました。

加えて7月・8月に広告出稿が季節性の影響を平年より大きく受け、落ち込みました。

マネタイザブル・デイリー・アクティブ・ユーザー(mDAU)は1.45億人でした。これは予想の1.42億人を上回りました。

第4四半期売上高予想11億ドルに対し新ガイダンス9.4~10.1億ドルが提示されました。営業利益は予想2.07億ドルに対し新ガイダンス1.3~1.7億ドルが提示されました。

ツイッター(TWTR)日足チャート
出所:トレードステーション

■ウーバー・テクノロジーズ(UBER)

ライドシェア企業のウーバー・テクノロジーズ(ティッカーシンボル:UBER)は2月6日(木)引け後に決算発表します。

コンセンサス予想は一株利益(EPS)が-52セント、売上高が40.5億ドルです。

ちなみに11月に発表された同社の第3四半期決算は一株利益(EPS)が予想-84セントに対し-68セント、売上高が予想36.8億ドルに対し38.1億ドル、売上高成長率は前年同期比+29.5%でした。

月次アクティブ・プラットフォーム・カスタマー(MPACs)は前年同期比+26%の1.03億人でした。トリップ数は+31%の17.7億回でした。

グロス・ブッキングは前年同期比+29%の164.7億ドルでした。そのうちライドは+20%の125.5億ドル、ウーバー・イーツは+73%の36.6億ドル、フレートは+81%の2.23億ドルでした。

修正ネット・レベニューは前年同期比+33%の35.3億ドルでした。そのうちライドは+23%の28.7億ドル、ウーバー・イーツは+105%の3.92億ドル、フレートは+78%の2.18億ドルでした。

地域別売上高は米国カナダが前年同期比+39%の24.07億ドル、南米が+2%の5.27億ドル、欧州中東アフリカが+24%の5.34億ドル、アジア太平洋が+31%の3.45億ドルでした。

修正EBITDAは-5.85億ドルでした。前年同期は-4.58億ドルでした。

2019年の修正EBITDAは-29億ドルから-28億ドルの間を予想しています。

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)日足チャート
出所:トレードステーション