【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 26029.52  △311.78 (8/6)
NASDAQ: 7833.27  △107.23 (8/6)

1.概況

米国市場は中国当局が元安進行を抑制する姿勢を示したことで米中貿易摩擦への過度な懸念が後退し大きく反発しました。92ドル高でスタートしたダウ平均は230ドル高近くまで買われた後一旦上げ幅を縮め昼前に小幅にマイナスとなる場面もありました。しかし、6ドル安と下げ渋ると午後に再び上げ幅を広げる展開となり引け間際には320ドル高まで買われました。結局ダウ平均は311ドル高の26,029ドルと6日ぶりに反発し高値圏で取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も107ポイント高の7,833ポイントと7日ぶりに反発となっています。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーを除く10業種が上げました。そのなかでも情報技術や金融、資本財・サービスなど8業種が1%を超える上昇となっています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中26銘柄が上げました。そのなかでもナイキ(NKE)が3%近く上昇したほか、ウォルト・ディズニー(DIS)とユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)、シスコシステムズ(CSCO)、ゴールドマン・サックス(GS)、ビザ(V)も2%を超える上昇となっています。ダウ平均構成銘柄以外では、半導体製造装置のKLA(KLAC)が決算で示した7-9月期の業績の見通しが市場予想を上回ったことで7%以上上昇しました。

また、マスターカード(MA)がデンマークの決済サービス企業から企業向けサービス事業を買収すると発表したことで3%余り上げています。さらに決算が市場予想を上回る増収増益だったハンバーガーチェーンのシェイクシャック(SHAK)が急伸し18%以上上げています。一方で肥料のモザイク(MOS)が決算で1株利益が予想を下回ったうえ、2019年12月期の利益の見通しを下方修正したことで6%以上下げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.01%低い1.70%となりました。ドル円は106円台半ば近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場はマーケットが落ち着きを取り戻していることから堅調なスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が昨日の下げを取り戻すような動きとなるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)