10月20日の安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表も先月中旬に終わりましたが、中間期末に向けて大きく円高が進むなか為替の想定レートを円高方向に見直したことなどから折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を下方修正する企業も目立ちました。しかし、その一方で通期の業績予想を上方修正する企業も少なくありませんでした。

そして上方修正で一転して最高益更新予想となった銘柄もみられます。そこで今回はそうした3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば大日本住友製薬(4506)は今期の営業利益の見通しを400億円から460億円へと引き上げたことで2007年3月期以来10年ぶりに最高益を更新する見通しとなったほか、トヨタ紡織(3116)アイシン精機(7259)三菱地所(8802)でも上方修正で2008年3月期以来9年ぶりに最高益を更新する見込みとなっています。