先月20日の安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表もほぼ出揃いましたが、中間期末に向けて大きく円高が進むなか為替の想定レートを円高方向に見直したことなどから折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を下方修正する企業も目立ちました。しかし、その一方で通期の業績予想を上方修正する企業も少なくありませんでした。

そしてそうした銘柄のなかには減益予想が一転して増益予想となったものもみられます。そこで今回はそうした銘柄のなかから減益予想が一転して二桁の大幅増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えば清水建設(1803)では工事採算の想定を上回る改善を受けて通期の営業利益予想を上方修正したことでそれまでの小幅な減益予想が2割の大幅な増益予想に転じています。