2017年10月27日(金)、マネックス証券は日経平均が30,000円へと上昇する見通しを発表しました。あわせて、2017年11月にマネックス証券社員と外部有識者の、日経平均3万円の到達予想時期とコメントを掲載しました。

日経平均3万円への道。達成時期はいつ?(2017年11月9日掲載)

今回、2018年5月の日本市場の株安を受けて、日経平均の見通しを一部変更いたしました。各人のコメントをご覧ください。

アップデート 日経平均は30,000円へ。マネックス証券と有識者の見通し

3万円到達予想時期とコメント

日経平均は4-6月期の決算発表を材料として2万3000円の大台を抜けてくるだろう。2万3000円は2回試して抜けられずWトップを形成している壁である。ここを抜ければ1/23に付けた年初来高値2万4124円が視野に入る。1/23に高値を付けた時の日経平均のPERは15倍台後半だったが、現在の予想EPSをもとにすれば2万4124円になってもPERはまだ14.3倍。前回の高値からちょうど半年が経過、信用取引の期日明けのタイミングでもあり需給面でも軽くなっている。

日本株と為替の相関は強いが6月半ばからは完全に為替を無視する流れだった。貿易戦争とさんざん騒がれたが、為替市場では円高にならずドル高だった。これは「保護主義は自国通貨高」というマクロ経済学の理論通りの動きだが、市場の一部では「貿易戦争は円高」との刷り込みが強く、ドル高円安の持続性に懐疑的だった。そうした見方もようやく修正されてきたということであろう。6月以降、無視してきた円安にキャッチアップするだけでも相当程度の上値余地があるだろう。まずは2万4000円台の高値を更新することだろう。それが日経平均3万円へのワン・ステップである。

詳細はストラテジーレポート「確信度の高い1年後の予想と予告」をご覧ください。