先月からスタートした3月期決算銘柄の第1四半期決算発表も中盤に入ってきましたが、一早く決算を発表した銘柄ではアナリストの業績予想や目標株価の見直しもある程度進んだとみられます。そこで今回は決算集計速報PART2で取り上げた7月28日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、決算後に目標株価引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかで2社が目標株価を引き上げたのが積水化学工業(4204)と富士通(6702)、村田製作所(6981)、野村ホールディングス(8604)で、富士通の第1四半期の営業利益は赤字となったものの、市場予想ほど赤字が大きくなかったことが目標株価の引き上げにつながったとみられます。また、決算を受けて株価が急伸した東海理化(6995)やTIS(3626)、日本ガイシ(5333)でも目標株価の引き上げがみられます。
決算後に目標株価の引き上げがみられる銘柄はこちらからチェック
<もう一つのヒント>
明日の決算発表スケジュールは
3月期決算企業の第1四半期決算は先週末がピークとなりましたが、決算発表は今週もまだまだ続きます。明日も東レ(3402)や大成建設(1801)、NTT(9432)などが決算を発表する予定です。