日本経済新聞の調べでは、海外投資家が2015年度に日本株を7年ぶりに売り越すなか主要企業の6割で外国人持ち株比率が低下したとのことです。日本経済新聞によると円高による利益成長の鈍化や、日銀の金融政策への懸念、原油価格の急落による中東産油国の資金(オイルマネー)の需給の変化などにより、海外投資家の2015年度の売越額は金融危機の2008年度の4兆2千億円を上回り約5兆円となったとのことです。

しかし、こうしたなかでも昨年度に外国人持ち株比率が上昇した銘柄もみられます。そこで今回はそうした銘柄のなかから5年前に比べ外国人持ち株比率が15ポイント以上アップしている銘柄をTOPIX500採用の3月期決算企業を対象にピックアップしてみました。例えばレオパレス21(8848)では5年前に比べ外国人持ち株比率が4割以上上昇し、外国人持ち株比率が5割を超える水準となっているほか、5年間で20ポイント余り外国人持ち株比率が上昇したカルビー(2229)でも外国人持ち株比率が5割近い水準となっています。

5年前に比べ外国人持ち株比率が大きく上昇した銘柄はこちらからチェック