相場全体が上がる前にはじめなければ、投資チャンスはもうない？
リーマンショックから10年、米国の株式は上昇を続けてきました。日本にはアベノミクス相場と呼ばれる投資をはじめるにはちょうどよい追い風もあり、過去10年は「株は買えば上がるサイクル」にありました。しかし、10年も続いた上昇には陰りが見えはじめました。そろそろ景気もピークアウトするのではないか、株価の大きな調整局面が来るのではないかという見通しも増えてきたようです。
「この10年の間に、投資をしていたら、自分の資産も増えていたかもしれない」
「老後の不安は今も10年前もかわらない。それなら早くはじめておけばよかった」
「今からはじめてもここからは下がるだけではないか」
と、もう、投資をはじめる機会は逃してしまったと後ろ向きに考える人は多いかもしれません。
でも、心配いりません。投資は株式だけではありませんし、値上がりしなければ利益が出せないというものでもないのです。
「買って売る」ではなく、「売ってから買う」という手法
株価が下落するサイクルに入ったらどうすればいいでしょうか。信用取引で「売りからはじめる」という選択もありますが、売りからはじめられる銘柄は限られていますし、取引経験が必要なため、投資初心者は行うことができません。また、信用取引には以下のような特徴があります。
・個別銘柄を選択するための銘柄研究が必要だから、まずは現物取引を十分経験することが必要。
・自分が選んだ銘柄を購入するだけの資金が必要。
つまり、信用取引は時間と資金をそれなりに用意する必要があるわけです。
それよりも、少額からはじめられ、リスクはあるもののリターンも期待できる「為替」を取引するという方法（FX取引）をみなさんに知っていただきたいと思います。
下がるときには「売る」ことで利益をだせる「FX取引」は、これからの時代、皆さんの投資の成果を上げるのにきっと役立つツールとなってくると思います。まだ「FX取引」をされたことがない方に、FX取引を理解していただき楽しめるところまでナビゲートしたい。
ということで今回から、「大橋ひろこのなるほど！わかる！初めてのFX」コラムはタイトル通りに、初めての方に向けてFX取引をわかりやすく解説してまいります。
次回は「FXってなあに！？」からご説明します。
