初心者でもわかりやすい金融用語集
RevPAR
RevPARとは、Revenue Per Available Roomの略で、ホテル業界で特にホテル経営に関して使われる指標の一つです。利用可能な客室一室あたりの収益を示すもので、ホテルの収益性を測るために用いられます。
RevPARは、平均客室単価(
ADR
ADRADRとは、American Depositary Receiptの略称で、日本語では米国預託証券と訳されます。米国の証券市場で取引される外国企業の株式を表す証券のことです。
ADRは、アメリカの銀...
)と客室稼働率を掛け合わせるか、総客室収入を総客室数で割ることで計算されます。この指標は、単に客室の稼働率や平均客室単価を見るだけでは分からない、全体的な収益性を把握するのに役立ちます。
例えば、客室稼働率が高くても平均客室単価が低ければ、RevPARは低くなります。逆に、平均客室単価が高くても客室稼働率が低ければ、やはりRevPARは低くなります。したがって、RevPARはこれら二つの要素を統合して、ホテルの収益性を総合的に評価するための重要な指標となります。


